スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑
予定は未定
2007 / 01 / 29 ( Mon )
「効率」を重んじるAnnie'sメモ 1.29。

?起床。某デザイン事務所のお仕事仕上げ。メール送信。
?イカと里芋の煮物を作る。(明日のお昼用)
?旦那さま起床。シーツ、カバー類洗濯。お布団干し。
 寝室と客間にアレルクリン
?LDKにくららちゃん。お昼ご飯の支度。
?お昼ご飯。
?銀行、郵便局、お買い物。
?帰宅後アレルクリンした部屋にくららちゃん
?お布団取り込み。カバーを掛けて、ベッドメイク。
?旦那さまお昼寝。
?チキンのコーンクリームシチューを作る。(夕食用)
?15:00? イベント台本のお仕事。
?店を開けてからの病院へお見舞い。

なぜ明日のお昼の準備までしておくのか、というと
煮物に味がよくしみるためと、
明日・火曜日は生ゴミの日であるため。
次のゴミの日まで、イカのワタとか里芋の皮とかが
生ゴミ入れにごっちゃりあるのは避けたいのです。

きちんとスケジュールを遂行できる
立派な大人を目指して着々と予定をこなしていく私。

しかし、予定は未定、とはよく言ったものです。

お昼ご飯をすませ、銀行ナドへも出かけ、
戻ってきてからの
?アレルクリンした部屋にくららちゃん
辺りから、予定は大幅に崩れていきました。

くららちゃんをヴィーヴィー言わせつつ寝室をお掃除して、
隣の客間へ移動し、ふさふさ毛足の長いラグにも
念入りにくららちゃんし始めた私。
毛足の長いラグ、というのは掃除機をかけにくいもので、
くららちゃんも手こずってしまう。
くらら後、絨毯コロコロでしつこくからまっている髪の毛などを
取っていた時、正方形の結構大きなラグの裏側が
気になり始めました。
ひっくり返して見ると、裏側にもやっぱり髪の毛とかからまってる。
こっちにもくららしないとダメだなぁ、と
とりあえず重たいラグをベランダに一旦干して、
ラグの下になっていた床をお掃除。
そこにラグをひっくり返して、くららしようとしたところ、
・・・・パラパラパラ
ラグ長い毛足の間から、
いろんなモノが落っこちてくるじゃありませんか。

「うっわ?・・・すごい・・・」

砂みたいなものとか、わけのわからないカスみたいなもの、
おまけに何から外れたのか小さなネジまで。
くららちゃんが来る前から、旧型掃除機そうたろうくん
絨毯コロコロを使ってお掃除は欠かさなかったのですが、
長い毛足に埋もれたモノは全然取り切れてなかったのですね。
うひゃ、これはタマラン、と、
再びラグをベランダに戻し、
布団たたきでバンバン叩き始める私。

すごい。どれだけ出るんだ、という埃やカス。
こういうのも旦那さまのアレルギー原因物質になっていたのかも、と
胸を痛めつつ、ムキになってバンバン、バンバン叩く音が
公園の上を通り越し、向こうのマンションから
こだまして返ってくる。
バンバン、ぶほぶほ、バンバン、ぶほぶほっ。
咳き込みつつ、狂ったように布団叩きを振り回す私を、
公園にいた子ども達が遊ぶのをやめてこわごわ見上げている。
埃が出なくなるまで叩き続けた私は、もうヘトヘト

ここで30分くらい予定がずれ込んでしまった。イカンイカン。
旦那さまをベッドに送り込み、
夕食用のシチュー作りに取りかかる。
煮込みは愛用している保温鍋・シャトルシェフにおまかせ。
さあ、仕事だ。
仕事しなくては。
待ってろ、「でんきの科学館」

PCの前に座ったところでベルが鳴った。
・・・FAXだ。い、嫌な予感
FAXのモニターに映し出されているのは、
某デザイン事務所のFAX番号。

い、いやだ。見たくない。
もしかして、朝送った原稿に直しが入ったんだろうか。
恐る恐る印刷されてくるFAX用紙を遠目に見る。
FAXは2枚。
方やリゾートホテルの広告、方や分譲住宅地の広告。
なんぞや、これは。・・・まさか。まさかね。

携帯が鳴り、電話の向こうから
某デザイン事務所所長の声が聞こえた。

「急ぎの仕事です。水曜のプレゼンに間に合わせてください!」

えぇぇぇぇぇぇ?
やっと第一関門突破したのに、またもや?
どぉすんだ、どぉすんだ、どぉすんだよぅ。

今週、私はたぶん倒れます。
スポンサーサイト
18 : 34 : 04 | ブラック | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
訊くんじゃなかった
2007 / 01 / 28 ( Sun )
神様がちょっとだけ降りてきてくれたかもしれない日曜日
今日はレッスンがお休みだったので、
イヤイヤながらも(コラ)PCの前にかじりつき、
第一関門の某デザイン事務所の仕事を
せっせとこなしていた私。

「天才?」とか言って調子に乗っちゃダメだ、と
反省したので、神様も少しはフトドキモノを赦して
くれたのかもしれません。
もう少し頑張れば、第一関門は突破できそう。
そこで安心して「気分転換?♪」とか言いつつ
ブログを書いてる根っからのフトドキモノでございます。

昨日は結局、行き詰まったままへ遅めの出勤をして、
お暇だった店で1人ぽつねんと飲んでいたユウキくん
旦那さまに、
「ね?、なんかいいネーミングない?」
ナドト助けを求めていたのでした。

ネーミング、というのは
新商品の詰め合わせセットに付ける商品名で、
そのパッケージが路面電車(当地では“市電”と呼んでます)
のカタチをしている。
詰め合わせには定番商品と春限定のお花見バージョンがあって、
それぞれのネーミングを提案する、というのも
今回のお仕事に入っているのです。

ふぅ?む、と考え込んだユウキくん旦那さま
と、おぉ、これはどうだ、旦那さまが声をあげる。

「『市電でGO!!』と『花見へGO!!』」

ぷふっ。「電車でGO!!」のパロディか。

「GOは号じゃだめなの?」
「ダメダメ。GOと号じゃアクセント違うから。
 ビックリマークは半角で2つな」


あぃあぃ。
たぶん却下される(下手するとられる)けどね。
某デザイン事務所所長も、お笑い集団天狗連のメンバーだから
まぁ洒落は洒落として笑ってくれるかもしれない。
いや、仕事になると人格変わるからな?。
やっぱられるかもな?。
でも、せっかく考えてくれたんだから
ちょっとオマケで付けとこうかな?。
ナドト逡巡しつつ、自分でもアレコレ考える。

電車だし、「号」付けたいな。
美味満開号、とかね。
ちょっとマンギョンボン号みたいか。

すると再び、旦那さま
「おお!これがいいぞ!」と声をあげた。
なぁに、また何かのパロディ?
パロディばっかじゃダメなんだから?、という私に
旦那さまはさも自信ありげに発表した。

「桜前線七分咲き丸!!」


・・・し、七分咲き。
しかも「丸」って、じゃないんだから!

やっぱり、訊かなければよかった、と
「ハチスカコロク」(「Only Moonshine」参照)
に引き続き、思った私なのでした。
20 : 40 : 50 | ミルクだけ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
スイッチ
2007 / 01 / 27 ( Sat )
いやはや。
ついに某デザイン事務所から呼び出しがかかったので
今朝はデザインのラフ受け取りと打合せに行って参りました。

やはり来たか。ダブルブッキングの日々。
お仕事じゃないけどa.m.fiveの新曲アレンジも
進めていかないと、練習が始められないし・・・トリプルか。
〆切順に言うと、
?某デザイン事務所
?イベント台本構成案
?曲アレンジ
なんだけど、?と?の間にナレーションの仕事が入って、
?と?の間に取材の仕事が入っちゃってるよ。うふふ。

・・・うふふ、じゃないわい!!

どぉすんだ、どぉすんだ、どぉすんだよぅ。
ジタバタしてもムナシク時が過ぎるだけなので、
手を付けられるところから片づけていかなくちゃいけないのだけれど、
ひとつのことを始めると、他のことが気になってしまう。
商品コピーを考えていると、頭の中にゴスペラーズが流れ、
おっ、こういうアレンジはどうなんだ!と閃いて
音楽ソフトを立ち上げると、キュリー夫人が歌い出す。

スイッチの切り替え、というものが
基本的に苦手なタイプなのですよね。
芝居の稽古なら、演出家が「ハイ!」と手を叩いてくれる。
仕方なく自分で自分に「ハイッ!」
気合いを入れてはみるんだけど、
エンジンのかかりが悪いとなかなか集中できない。
これまた、基本的にスロー・スターターと言いましょうか、
夏休みの最後まで宿題を残すタイプなので、
いつもギリギリになって焦るのです。

最後はいつも神頼み状態なんだけど、不思議なことに、
今までのところちゃんと神様は降りてきて下さっている。
次々に閃く。言葉と言葉が、ピタリとそこにはまっていく。
「天才か?やっぱ天才なのか?!」
降りてきてくれた神様への感謝も忘れて叫ぶ私。
このフトドキモノめが、と神様も愛想を尽かすのか、
本当にギリギリまで追いつめられないと助けてくれない。
今のところ、それで何とかなっているのだけれど、
あくまでそれは、今のところ、なのである。
いつか本気で神様に愛想を尽かされ、振り向きもされなくなって、
真っ白状態で〆切を迎えてしまう日が来たら・・・、
と思うとぞっとする。

遠い日、一緒に芝居をしていたHちゃんが、
本番前のアップで軽くジョギングしている時に、ふと
「私っていつまでこんな綱渡りしてるんだろうなぁ、って思うわ」
と、呟いたことを思い出す。
お元気ですか、Hちゃん
私は今も、性懲りもなく綱渡りしています。

本来ならばこういう綱渡りは精神衛生上よろしくないので、
日々、計画的に過ごしてみよう、と努力はしているのだ。
矛盾しているようだけれど、
私は結構「効率」を重んじる人である。
無駄がないように1日のタイムテーブルをメモしたりもする。
店のお掃除をしてゴミを出して、郵便局と銀行へ行って、
お買い物して帰って食事の支度開始、とか、
そうして計画した通りにコトが運ぶと、
立派な大人になったような気がして気分がいい。
お買い物でも、ちゃんと冷蔵庫の中を見て、
何日か分のメニューを考えてから必要な物を買うようにメモする。
栄養バランスが良く、献立のバラエティに富み、
材料を無駄なく使いきれるようなメニューが完成すると、
立派な主婦になったような気分に酔いしれる。

だが、しかし。
ことにモノを書くということにおいては、
「効率よく」という言葉が
まったく当てはまらないのですね、私の場合。
ピッ、ピッとスイッチを切り替えつつ、
ばしばし仕事をこなしていくことが出来たなら、
立派なモノカキの気分にだってなれるかもしれないのになぁ。
しれないのになぁ、ナドト言いつつ
コピー書きに行き詰まってブログ書いてるんだから、たちが悪い。
一生続くのか、綱渡り人生。
どうせなら「綱渡りの名人」と呼ばれるくらいに
なってみたいものよのぅ、なんて強がってはみるけど
そこまで心臓は丈夫じゃない。
小心者の綱渡り、なんてカッコワルイわ、としみじみ思うこの頃です。


そう。スイッチ、と言えば。

一昨日「でんきの科学館」で打合せをしている時、
ちょっと一息つきに1階にある「タリーズ・コーヒー」
行きましょう、ということになった。
タリーズの珈琲は結構スキな私。
睡眠不足でもあったので、
アメリカーノ(エスプレッソ+お湯)に
エスプレッソをもう1ショット追加してもらうといいな、
ナドト考えつつ、スタッフの皆さんとともに、
いそいそとエレベーターに乗りこんだ。
ちょうど私が階のボタンを押すパネルの前に立ったので、
1階のボタンへと手をのばしたところ・・・
ボタンに触れる前に?のボタンがパッとついて、
ドアが閉まり始めたのだ。

「!!」

びっくりして背後にいるスタッフの皆さんを振り向く私。

「どうしたの、アニーさん」
「こ、このボタン、センサーか何か付いてます?」
「え?普通のボタンだよ」
「・・・うそっ」
「なに?どうしたの?」
「だって、ボタンに触る前に反応したんですよっ」
「えぇー!」

ふ、不思議な現象が起こってしまった。
いや、もしかしたら、化学反応か?
はっ。そうだ。
さっき、プラズマボールを触りまくったから、
私の体にまだ電気が流れているのかも。そうだ。きっとそうだ。
確信しつつ、自分の手を見つめながら、

「きっと、プラズマボールの」

と私が言いかけた時、
スタッフさんの背後から顔を出した女の人が声を発した。

「あ、すみませ?ん。私が押しちゃいました」

・・・へ?
彼女の手元を見ると、そこには
子どもや車椅子の人にも届くような
低めのタッチパネルが付いていた。

「え?押し・・・?あぁ・・・やだ、私、てっきり・・・」

もごもごと言い訳しようとする私に、
スタッフさんが吹き出しながら訊ねる。

「で?プラズマボールがどうしたって?」

ああ、赤っ恥
ここでは「不思議」はすぐに解明されちゃうんだ。
なんたってカガクの館だもんね。

エレベーターは仕方ないけど、
自分のスイッチくらいはいい加減にちゃんと
押せるようにならなければな、と思った次第。
22 : 13 : 11 | ブラック | トラックバック(1) | コメント(0) | page top↑
カガクな日。そしてオンガクな夜。
2007 / 01 / 26 ( Fri )
昨日は1日「でんきの科学館」にカンヅメでした。
電磁誘導、とかね・・・。
ボイルの法則、とかね・・・。
ゆで卵の法則じゃないのよ。
「温度が一定の場合、気体の体積は圧力に反比例」
全然イメージがわかないんですけど。キタイノタイセキハンピレイ
これって学校で習ってないでしょ?え、習った?
習ったのだとしたら、たぶんその時、
私は窓の外を眺めながら、
「こんなこと知らなくても生きていけるもんね?。
 だいたい童話作家(当時の夢)に科学は似合わないもんね?」

などと思っていたに違いない。
童話作家にならなかった時のために
なんでも勉強しておくべきであった。
そんなこと、今頃痛感しても遅い。
「勉強を怠った場合、期待の体積は現実と反比例」
アニーの法則。ごめんよ、ご両親。

まあ、常にマイペースで、
好きなことには異常な集中を見せるくせに
気の向かないことにはトコトン手を出さない娘に
はさほどの期待は抱いてなかっただろうし、
に至っては
「嫌なことはイヤ、と言える人になりなさい」
娘の勝手な解釈(「じゃ、嫌いなことはしなくていいのね!」)を
助長するようなことしか言わなかったので、
たぶんそんなにガッカリもしてないだろう、とは思うけれど。
ビバ、放任主義。結果オーライ(デモナイカ)。

チンプンカンプンなことも多々あったけれど、
カナリアイエローの制服を着たコンパニオンさんに
科学館の中を案内してもらったのは楽しかった。

中でも私を夢中にさせたのはプラズマボール
ガラスの球の中でガスが緑色にモヤモヤ光っていて、
手を近づけるとそれが集まってくる。

「この中に入っているのは低圧のネオンガスやアルゴンガスです。
 普段は電気を通さない絶縁体ですが、
 中央にある金属球に高電圧をかけると、
 ボールの中の気体が電離してプラズマ状態になり、
 プラズマ状態だとガスは電気を通す導体になるので、
 金属球から電子が飛び出します。
 その電子がガスの粒子に当たると、発光するんですよ」


へぇ?、そうなんですか。それはそれは。
カナリアイエローさんの言葉に感心して頷く私の
頭の中は「?」でいっぱい。
プラズマ、ってなんだ。
プリズム、と似てるのはなんか意味があるのか。
オクトプラズマ、っていうのは聞いたことがあるけど
あれは怪奇現象じゃないの?
下手なことをいうと知識のなさ加減がバレちゃうぜぃ、と
プラズマボールに指をくっつける私。
指先から光線が出てるみたい。

「♪ふっしぎ?」

だから不思議じゃないんだって。カガクなんだって。
でもね、不思議なことは不思議なままの方がいいこともあるのよ。
マジックだってタネがわかっちゃったらつまんないじゃん。
自分に言い訳しつつも、
見学に来ている子ども達より目をまん丸くしている私の反応に
カナリアさんが苦笑する。

「人間の体は電気を通しやすいので、
 こうして集まってくるんですよ。
 そして、反対の手をレインボーハーモニーの方へのばすと・・・」


ハープをイメージしたらしい三角形の物体。
名前がなんだかなぁ、なレインボーハーモニー
手をのばすカナリアさん。

♪ポーン ポロポーン

音がした。

「タッチセンサーが電気を感知して音を出す仕組みです。
 人間にはもともと微弱な電気が流れているので、
 センサーに触れば音が出ます。
 今は、プラズマボールの電気が体を流れて、
 こちらに届いてるんですよ」

「えっ!電気がっ?体をっ?」

体の表面をほんのちょっと流れるだけですから
大丈夫ですよ、とカナリアさんがフタタビ苦笑する。
そうなんですか。ほほぉ?。なんとなんと。
子ども達よりも派手なリアクション、というか
まるで古い時代からタイムスリップしてきた人のごとく、
感心しつつレインボーハーモニーに手をのばす私。

♪ポ?ン

わっ、鳴った。♪ふっしぎ?。

♪ポ?ン ポロポ?ン

「んっ?むっ?」

♪ポ?ン ポロポンポ?ン

アニーさん、もう行くよ、
イベント制作会社スタッフの皆さんが
やや呆れ気味に声をかける。

「いや、あのですね

心を残しつつ、皆さんの後を追う私。

「EとFが一緒に鳴ってるんですよ。ミとファ」
「は?」
「は、じゃなくてファ
「・・・・・・・・・」
「不協ってる(不協和音)から直した方がいいと思うな。
 なんとなくシンセのチューニングがズレてるのは
 カガクな感じを出すためですか?」

「し、知りません、そんなことは!」

この人、ほんとに科学イベントの台本書けるんだろうか、
という不安がスタッフの皆さんの頭によぎるのを
感じたのはたぶん気のせいじゃないと思う。
頑張ります!勉強するもん。
どこまで理解できるかちょっと心配だけど、
わかったようなふりして書くのは得意だから!(コラコラ

イベント会場になる「しらべ学習コーナー」
「ためし実験コーナー」←まちがい)
に戻って、実験キットなどをチェックしつつ、
台本の構成について打合せをすませ、
「でんきの科学館」を出たのはもう夕刻
電車の中では恩田陸の「劫尽童女」を熟読。
やっぱ私はブンガクの人なのよねぃ、
(最近の読書状況については「Only Moonshine」でドウゾ)
ナドト1人で頷きつつ、
某デザイン事務所から何も言ってこないのをいいことに
そのまま帰宅する。
今現在、まだ何も言ってこないので、怖いですね。
またきっと「明日までに!」とかってことになるんだろうなぁ。
イベント台本とのダブルブッキングは必至なので、
お店が定休日の昨夜はa.m.fiveの新曲アレンジに
集中することにした。

ゴスペラーズ、なんですけどね。
転調、そしてまた転調。
コードもなんだかややこしい。
「これか!この音か!」
やっとPCに打ち込んだ音を再生する私。

♪ピ?ン ピロリリ?ン・・・ばびょぉ?ん!

「くっそぅ!不協ってるしっ!!」

今日のテーマは不協和音か。
でもね、科学館のイベントでは
ステージと客席が一体となって
楽しいハーモニーを奏でるような台本を書きますからね。

・・・一応、うまくまとめてみた。

14 : 28 : 11 | お砂糖ひとつ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
今日は朝からお出かけです
2007 / 01 / 25 ( Thu )
うーぬ。
現在、明け方の5:50
眠い。しかし、目が冴えてしまった。

今日は朝から名古屋で打合せ。
「でんきの科学館」春のイベント台本を書くにあたって、
イベント会場の下見をしつつ打合せ、ということになってます。
このイベントというのが、
6人の有名な科学者(エジソンとかキュリー夫人とか)が
一日ずつ登場するもので、子役とからみつつ、
それぞれの発明のエピソードなどを交えながら、
「試し実験コーナー」で実際に子ども達が出来る実験に誘う、
という、短いお芝居と参加型イベントを組み合わせるカタチのもの。

んふぅ?。
私、カガクってとっとと放棄した科目だったんですけど、
大丈夫なんですかねっ?
6人の科学者も、「エジソンとかキュリー夫人とか」って
書きましたが、その2人しか知らないんですけどねっ。テヘッ♪
まあ、こういう仕事をしていると、
今まで全く関わりのなかった職種や技術のこととか、
今回のように苦手だったり放棄したりしてきたことなんかも
改めて勉強できるのが、いいことではあるな、と
思ったりもするのですが、
こんな寝不足(ほぼ徹夜)頭で何が吸収できるのでせうか。

本来ならば、朝からの現場見学&打合せに備えて、
早めに寝る予定であった。
我が家では店から戻って夕ご飯(夜食?)なので、
パパパと出してサササと食べて寝られるように
一昨日からビーフシチューも煮込み、
マカロニサラダも作り、
出かけている間、旦那さまのランチはたぶん夜に引き続き
ビーフシチューを温めるだけになると思われるので、
夜帰ったら和食メニューの夕食をすぐ用意できるようにと煮物も作り、
1日いないからお洗濯も掃除も済ませて準備万端、と思ったところに
最近社名変更した暴デザ某デザイン事務所からのメールである。

「本当は今日が〆ですが、印刷所を待たせますので
 今夜中か明日の朝までに書いて送って下さい」


うぉい。
狙ったんですか、と訊きたくなった。
今日が〆ですが、ってまだ資料も届いておりませんのに?
私のせいじゃナイデスヨネ?
んもぉ?、とうなりながらFAXを待つ。
朝までに送るってことは寝られないかもな。
いや、それはヤバイ
FAX届いたら、お店の暇な時間に取りかかろう。
そう思っていたところに、からのお電話である。

「助けてくれぃ」
「なぁに?どしたの?」
「仕事してもらった人に支払いの振り込みしなきゃいかんのに、
 請求書がどこに行ったかわからないし、振り込みにも行けない。
 お母さん迎えに行って、こっちまで来てくれぃ」


うぉぉい。
親父さま。あなたまで、狙ったんですか
でも、どうしても明日の午前中に振り込まなきゃいけないらしいので、
「いいよ、今から行くね」
と電話を切り、出かける支度をする。
請求書を探して、明日の振り込みは私が行くとして・・・
でも、名古屋で銀行に行く時間はあるのかなぁ。
早めに行って、先に振り込みするしかないか。
電車の予定が一本早まった。
これじゃでも書けないし、やっぱり寝られないかも。
はよ来い、FAX

もう待ってられないなぁ、と思って家を出ようとした頃、
やっと届いたFAXをバッグに入れて、を迎えに行く。
実家まで20分。そこから病院まで20分。
「遅い時間にすみません」
とナースステーションに声をかけると、
「あ、お父さん、時計がないって言ってましたよ」
と看護婦さん。
時計がない。請求書がない。♪ナイナイナイ 時間もない
誰がシブガキ隊やねん、と自分にツッコミつつ病室へ。
「おぉ、ありがとうねぇ
迎える父のベッドサイドに、ちゃんと時計はあるではないか。
母がごそごそ引き出しを探すと、請求書もちゃんと出てきた。

「あったあった。じゃ、私が明日振り込んでおくね。振込先は?」
するとは、おでこに手を当て、
「そこが困った」と突然言う。
「お父さん大変なんだよ、携帯電話がない」

携帯電話?携帯電話に振込先をメモ登録したんだろうか。
すかさずのポケットに手を突っ込んだが言う。

「ほら、ここにあるじゃないの」
「あ、ここにあったのか。ごめんねぇ。ありがとうねぇ」
の手に頭をすりつけるようにして、携帯電話を開く
「携帯に、振込先が登録してあるの?」
私が訊くと、「え?」という顔をして、
「携帯見れば、振込先わかるよねぇ?」
と言う。いや、普通はわからないよ、と言いかけて、
あぁ、痛み止めが効き始める時間なんだと気づく。
から携帯を受け取って、振込の先方に電話をかけ、
振込先を教えてもらうことにした。

「もう、大丈夫。明日ちゃんと振り込んでおくからね」
携帯を返しに行くと、は心細そうな顔をして、
「なんだか、いろんな事が心配になっちゃってねぇ」とつぶやいた。
面会時間を過ぎて長居するわけにもいかないので、
「また来るから、ゆっくり寝てね」
と父に毛布をかけ、灯りを落として病室を後にする。

さぁ、を送って店へ行ってお仕事だ。
寝られないかもしれないけど、朝までに原稿を送って、
名古屋でなんとか1日乗り切れば、明日はお店の定休日。
夜はゆっくり寝られるから、頑張ろう!と、自分を励ます私。
ふと、携帯の電源を病院から切ったままだったことに気づく。
電源を入れると・・・不穏なメール着信が。

「明日、名古屋から戻ったらメール下さい。
 急いで仕上げて欲しい仕事の資料を渡します」


いやあぁぁぁぁぁぁぁ!!
妙齢のご婦人(by紫蝶さん)に、オール×2は無理っ。
♪ナイナイナイ 眠れナイ
歌ってる場合じゃナイデスヨ。

07 : 03 : 58 | ブラック | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
狐の嫁入り
2007 / 01 / 23 ( Tue )
くららちゃんデビュー記念日の昨日。
「風もなく穏やかな月曜日」ナドト日記にしたためつつ、
お布団干し大会大お洗濯大会を同時開催していたら、
あれは午後3時頃でしたでしょうか、
なんか音がするなぁ、と外を見たら突然のが!!

運良くアレルクリン(アレルギー物質除去剤)した
お布団は叩いて取り込んであり、
旦那さま「わぁい、ふかふか?♪」とはしゃぎつつ
お昼寝モードに入ろうとしていたところだったけれど、
あぁ、お洗濯物が、濡れてしまうぅぅぅ。

「たすけて?!」
と叫びつつ、お洗濯物をハンガーごと部屋に入れている私に、
「え?、もう晴れてきたよ」
と、旦那さまが暢気にお布団の中から答える。
違うんだってば!
お天気雨なの。狐の嫁入りなの。
手伝ってよぅ?、と叫んでも動く気配がないので
1人でアクセク取り込み作業。

明るい陽ざしのなかにザァザァ降りそそぐ金色の雨
やっとお洗濯物を部屋干しに切り替えて、
窓に張りつき、景色を眺める。
困っちゃうけど、きれいだな。うん。

狐の嫁入りは、もともとインドの神話から発祥したものらしい。
インド狐。なんだか、カレーうどん油揚げが乗ってるみたい。
あまり、美味しそうではないな。
お天気雨の他にも、夜中に狐火を付けて行列するバージョンもある。
狐が口から火を噴き出すんですってよ。
こっちはなんか怖い。でも、遠くから見たらキレイかも。
徳島の方では「なもない狸」っていうのがあって、
雨の夜に狸が提灯付けて行列するそうです。
結婚式やお葬式があると真似するんだって。
こっちはあんまり怖い感じはしませんね。
なんつっても天かすだもんな。それはたぬきうどん。
実際の狸は、とてもくさいです。
動物園でしか見たことないけどね。

毎年初詣に行く実家近くの神社もお狐さまを祀っていて、
みんなが油揚げをお供えします。
お狐さまの口に油揚げが差し込まれているのも見ました。
そんなことしたらバチが当たりますよぅ。
そこに神社には「鶏を捨てないでください」という
立て札が立っているのですが、
昔からここには夜店で買ったヒヨコが育っちゃうと
捨てに来る人が多かったのです。
まあ、ほとんどオスだから卵も産まないし、
朝っぱらから鳴いてうるさいし(でもそれがお仕事)、
なぜか妙にでかくなるので、困って捨てに来るんだけど。
でも、ニワトリって言ったらねぇ・・・。
もしかして、あれもお供えなのか。(コラコラ)

この神社の氏子町内には「お灯明番」というのが回ってきます。
暗くなり始めた頃に神社へ行って、
本堂から奥の院までグルリと回って、
お灯明(ロウソク)をあげてこなくちゃならないのだけれど、
これが、あぁた、ムチャクチャ怖いのですよ。
薄暗い神社の杜。何本も立ち並ぶ赤い鳥居。
そして、木の上からはが雄叫びを上げながら降ってくる。
町内は広いので、滅多に回ってきませんが、
学校から戻って玄関にちんまりと
小さなオカモチみたいな「お灯明入れ」が届いていると、
うわぁ、来た来た、来ちゃったよぉ?と怯えたものです。
プラス野良犬、という時もあり、
に聞いた話によると、なぜか
熊手を持ったおじさんが突然「うぉ?」と飛び出して来た、
という時期もあったそうです。なんちゅう怖い

今のようなご時世に、子どもを真っ暗な神社へ行かせる
ナドトいう風習はもうなくなったんじゃないかと思います。
不思議なもので、あんなに怖かったにも関わらず、
いや、たぶんものすごく怖かったからでもあるのでしょうが、
あの空気、あの光景は、私の中に強く焼きついていて、
ぞわぞわ、ぞわぞわ、しながらも何度も思い出すことが、
けして嫌ではないのです。
お腹をぐうっと押されるような、怖さというか緊張感。
でも、そこに何故か惹かれている自分もいて。
「原風景」のひとつ、なのかもしれません。

金色の雨の中から浮かび上がる、遠い風景。
嫁入り狐の見せた白昼夢、かな?
14 : 16 : 48 | ミルクだけ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
くららちゃん
2007 / 01 / 22 ( Mon )
も穏やかな、良いお天気の月曜日。
お布団も干せるし、お掃除日和り!というわけで、
今日から「くららちゃん」
我が家にデビューさせることにしました。

くららちゃんは、真っ白で小柄なボディ。
580?の強烈パワーが二倍長持ち・アレルオフ機能付き、
ぴっかぴかおニューの掃除機です。
本当の名前はCV-CJ4というらしいけど、
箱から出した瞬間に「可愛い!ちっこい!」
興奮気味に叫んだ私は、すぐさま「くららちゃん」と命名。
CVのCがくららちゃんのイニシャル。
Vはどっかに行っちゃったけど、ま、いっかぁ。

くららちゃんは、我がPick Houseの常連さんでもあり、
頼もしいお隣さんでもある「一休」さんのアケミさんと、
その親友・りっちゃんからのお誕生日プレゼント。
みのりんが「一体さん」と書いた、あの「一休」さんです。
「お誕生日に何がほしい?」
と訊かれて、「えー、お気持ちだけで・・・」
とゴニョゴニョ言っていたら、
「早く言いなさい、何がほしいの?」
と叱られて、どうしようかと悩んだ挙げ句、
頭にピンと閃いたのが掃除機
今まで使っていた掃除機「そうたろうくん」
もう10年選手で、ちゃんと吸ってるのかしら、と
時おり疑問に思うほどくたびれ果て、
なぜだか蓋もパコンパコン開いてくるので、
いつも足で踏んづけながら使わなくちゃならなくて、
「ああ、もうそろそろ新しいのが欲しいなぁ」
考えていたところだったのです。

図々しくも
「それじゃ、掃除機を・・・安いのでいいですから」
という私のお願いに、お二人が選んできてくれたくららちゃん
長年頑張ってきてくれたそうたろうくんには申し訳ないけど、
コロコロしてて、真っ白で、すっごく可愛い
掃除機は「赤」と相場が決まっていた時代に生まれた
そうたろうくんはやはり真っ赤なボディ。
ちなみにその時代の冷蔵庫は、
なんか変な緑色が多かったような気がする。

「イマドキの電化製品はスタイリッシュよね?」
ウキウキと組み立てて、早速スイッチオン!
ヴィィィィィィン!と元気よく動き出すくららちゃん
体はちっこいのに、結構大きな音がするのは
うちのサンボくん(ワゴンR)と同じね。

「うほほ?、吸う、吸う」

コロコロとくららちゃんを転がしつつ、
リビングを行ったり来たりする私。
前・横・斜め三方取り、抗菌かるクルヘッドが
スイスイとテーブルの下へ入りこみ、
椅子足の間を滑っていく。

「うひゃ?、使いやす?い」

ちっちゃいのにえらいぞ、くららちゃん
さすが580?の強烈パワーだ。
ヴィィィィィィン!ヴィィィィィィン!
くららちゃんは進む。
シンクの傍までくららちゃんを引っ張ってきた私は
キッチンマットの端にヘッドを近づけた。
ヴィィィィィィン!ずごっ。

うわわ、くららちゃんのヘッドがマットの端を吸い込んでしまった。
ずごっ。ずごずごずごっ。
い、いかん!お気に入りのキッチンマットがボロボロになる!
させてなるか、とマットを押さえ、
くららちゃんヘッドから引き抜こうとする私。
AnnieVSくららちゃんの綱引き、いや、マット引き大会。
炸裂する580ワットの強烈パワーに、
右手13、左手10の握力で対抗する私。
小さいのになんちゅうパワーだ。
こら、放せ。放さんか!!

ムキになって引っ張るうちに、ふと気づく。
スイッチを切れば良いのであった。
手元スイッチをすかさずオフ!
ふしゅぅぅぅ。
何事もなかったように静かになったくららちゃん
びろん、と伸びたマットの端をヘッドから引っ張り出す。

うーぬ。可愛い顔して、なかなかのじゃじゃ馬だな。
手名付け甲斐がありそうじゃ。ふっふっふ。
額の汗を拭いつつ、やはりマットは絨毯コロコロで掃除しよう、と
くららちゃんの向きを変える私。
今度は廊下をお掃除しましょ、とスイッチを入れた途端、
ずごっ。ずごずごずごごぅ。
くららちゃんが私のスリッパをくわえ込んだ。
放せ。放さんか、くららちゃん
いや、その前にスイッチを切るのだ、アニー。

我が家で華々しいデビューを飾ったくららちゃん
今後の活躍を期待しております。
13 : 47 : 35 | お砂糖ひとつとミルク | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Birtheday&その後
2007 / 01 / 20 ( Sat )
あいやー。

誕生日から、もう3日もたってしまった。
1.17。
Annie&ConnieのBirthday Partyに駆けつけて下さった皆さま、
ありがとうございました。
途中からカウンターに入ってお手伝いしてくれたさぁや
本当にお疲れさまでした。
17日から18日(Connie's Birthday)にさしかかり、
午前3時を過ぎる頃、私は見事に飲み倒れて、
朝、寒くて目覚めると店のトイレの中
そして、旦那さまは店のソファで爆睡中。

あらら。私、いつからトイレを占拠してたのかしら。
もしかして、私が寝ている間に、
「トイレに入れない!」とみんなが騒いでいたのでは。
あいやー。
 ↑
(このフレーズ、最近妙にお気に入り。
 近頃、萩原浩作品にハマっている私なのですが、
 『誘拐ラプソディー』の中で、このセリフが出たシーンには
 もぉ思わず「ぶははっ」と声を出して笑ってました。
 ぜひぜひ、みんな読んで、笑ってほしい。
 萩原浩、伊坂幸太郎、恩田陸が最近の私のFavoriteです)

旦那さまを起こして確認したかったのだけれど、
全然起きて下さらないので、ソファに旦那さまを残して、
プレゼントの山を抱えて帰宅。
二日酔いの頭をなんとかハッキリさせようと、
ブラックの珈琲を立て続けに飲んでみたけれど、
どうも後半の記憶がはっきりしない。

うーぬ。
カウンターが一杯になってたところに、
ユウキくんたっくんひろりんが来てくれて・・・
ボックスに座った3人の所へ行ったら、
さぁやがカウンターに入ってお手伝いしてくれて・・・
さぁやが呼んでくれたお客さまと
おもいでぶラザーズの大きい方(コラ)が来てくれて・・・
あ、そうだ、ひろりんは先に帰って、
その後たっくんもタクシーで帰って、
あれ?でもユウキくんはどうしたんだっけ?
そのくらいから、どうも記憶があやふやだ。うーぬ。

いつまでもうなり続けているわけにはいかない。
翌日に控えた漫才営業のために、髪家三代さんの所へ
「めくり」を取りに行かなければならない。
「めくり」っていうのは、出演者の名前などを書いた紙を貼って
高座の横に立ててあるやつですね。
次々にめくっていくから「めくり」です。
木の台に名前を書いた紙(名ビラ)を貼るのだけれど、
三代さんが出してきてくれたその台は、思った以上に大きくて、
我が愛車・サンボくんに積むことも困難なシロモノだった。
後部座席に載るだろう、と想定していたのだけれど、
あちこちつっかえてしまい、全然入らない。
助手席を倒した所へ立てかけるようにしてなんとか積み込む。
でも、これで明日、相方のみるくちゃんはどこに乗るんだろう。
まあ、彼女はちいこいから、隙間に詰め込もう。
「めくり」は曲げられないけど、みるくちゃんは曲がる。
「めくり」は下手すると壊れるけど、みるくちゃんは多分壊れない。
ひどいことを考えつつ家に戻る私。
みるくちゃんと稽古する時間が迫っている。
いつもはお店に来てもらって稽古するんだけれど、
旦那さまが店のソファで就寝中なので、
「今日は家に来てね」とメールして、
みるくちゃんを待っていると、先に旦那さまが帰ってきた。

早速、いつからトイレを占拠していたのかを訊ねる私。
「アニーは最初、厨房で寝てたんだよ。
 で、もう帰るぞ、って車に連れて行こうとしたら
 トイレに行くって言いだして、出てこなくなったの」

お。そうだったのか。
それじゃ、みんながトイレに入れなくて困ったりとかは
しなかったのね。
よかった、よかった、とホッと安心すると、
旦那さま「よくねーよ!」と怒られてしまった。あいやー。

そうこうするうちに、みるくちゃん登場。
二人でお茶しながら、お喋りをすること1時間。
そろそろ稽古しよっか、と二回ほどお稽古。
みるくわいんの稽古は、喋ってる時間の方が長い。
明日もお店で軽く稽古しておこうね、と約束して、
みるくちゃんが帰宅した後、
だいぶ色が抜けてキンキラキンになりつつある髪をカラリングしに
美容院へ行き、お買い物してへ行き、の掃除をして
大人の階段を一段昇った初日終了。

大人の階段を一段昇った2日目(昨日ね)は、
旦那さまゴージャスなランチをご馳走してくれるというので、
一緒に近くのステーキハウスへお出かけ。
前にMIYAさんの日記に、「スタッフと新年会をしてきました」
書いてあって、今度行きたいね?と旦那さまに言っていたシカゴ
他にお客さんは誰もいなくて、ゆっくり食事を愉しむ。
人参のグラッセとじゃがいもにシナモンを使ってるのが面白い。
しかし、高いお店である。
このお金を、旦那さまはどうやってヘソクったのであろうか。
一緒に店をやってるから我が家のお財布はひとつである。
私は他の仕事もあるので、別にお財布持ってるけど、
お小遣いあげるような余裕ないしなぁ。
「チップを集めたんだよ」と、旦那さまは説明する。
「お釣りはとっといて、って言われた300円とかをコツコツためて」
おお、涙ぐましい。そりゃ随分長くかかったわね。
「あとは、仕入れのお釣りをちょいちょいストックして」
おお。・・・こらこら、それはイカンでしょう。
でも、まあ、それもこの日のために、ということならば
目をつぶるしかないかぁ、と眉を下げる私であった。

お店みるくちゃんと2時間ほど稽古し(半分はお喋り)、
仕入れと店の開店準備を済ませて帰宅。
急いでシャワーして、衣裳やメイク道具を詰めて、
みるくちゃんを迎えに行き、「めくり」の隙間に詰め込んで会場へ。
「ソロプチミスト協会」の新年会。
会場では40人くらいのご婦人たちがお酒も飲まずにお食事中。
打合せの時、色々と話は聞いていた。
「年齢層は高めなので、年寄りにもわかるネタで」とか、
「下ネタは、みんなひいちゃうからやめてください」とか。

着替えながらみるくちゃんが不安そうに言う。
「妻夫木聡とか、速水もこみちとか、わかんないよねえ」
彼らの名前がネタに出てくるのだ。
「う?ん、でも、みのもんたとアンパンマンはわかるでしょ」
(これもネタに登場)
「うん、それは大丈夫そう。だけど・・・」
みるくちゃんはますます不安な顔になった。
「お牛さまの・・・は大丈夫かなあ」

そうなのだ。
私たちのネタで、唯一「下ネタ」と言われそうな部分。
二人がお嬢様言葉で話す場面で、
「みるく様のお父様は、どんなお仕事をされてらっしゃるの?」
という私の問いに、みるくちゃん
「お牛さまの?豊満な乳房からあふれ出る?お汁を配っておりますの?
と、胸の前で大きなお乳の形を作ってプルプルさせる。
「あれは・・・やばいかもねえ」
そこだけネタを替えるべきだったか。
今さらそんなことを考えていても遅い。
控え室から会場へと向かった私たちは、
みるくわいんのテーマソング「学園天国」のメロディーとともに
舞台へと駆け上がった。

最初の方こそ、少し戸惑っていたようなご婦人たちも、
ネタが進むにつれ徐々にほぐれて、笑い声を上げるようになってきた。
よしよし、いいぞ。いいカンジだぞ。
が、問題の箇所は後半にある。
「みるく様のお父様は、どんなお仕事をされてらっしゃるの?」
「お牛さまの?」
言い始めたみるくちゃん、大きなお乳のかたちは作ったものの、
プルプルはさすがにやめたようだ。
「豊満な乳房からあふれ出る?」
会場はシン、としている。やばいか。やばいのか。
「お汁を配っておりますの?」
その瞬間・・・
「お汁ですってぇ。きゃー」
ウケた。
場内爆笑である。よ、よかった。
ホッとした私たちはそのまま無事にネタを終え、
ソロプチミスト協会の皆さまにお礼を言われつつ会場を後にした。

三代さんの所へ「めくり」を返し、
みるくちゃんを送り届けて店へ出勤。お客さまはEちゃん1人。
「今日はヒマな日かもね?」
旦那さまも言っていたのだけれど、
11時近くに久しぶりのお客さまが二人連れで、そして
12時を回った頃、ユウキくんたっくんひろりん
お友達を連れてきてくれた。
漫才営業も終わり、ホッとした勢いで飲む私。

そして。
今朝、目覚めると家のソファで
コートを着たまま転がっていた。
ああ、また昨日の記憶が途切れている。
誕生日から、はや二回目の失態だ。
「アニー、おはよぅ?」と起きてきた旦那さまに、
「私、昨日いつ寝たの?」と恐る恐る訊くと、
「もう、訊くな」と言われてしまった。あいやー。
18 : 06 : 12 | お砂糖ひとつ | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
想い出がいっぱい
2007 / 01 / 16 ( Tue )
♪大人の階段のぉ?ぼる? 君はまだシンデレラさ
 幸せは誰かがきっと?  運んでくれると信じてるね?
 少女だったといつの日かぁ? 思う時がくるのさ?


H2Oの「想い出がいっぱい」をデュエットする
おもいでぶラザーズの生演奏で
キャンドルサービスをした結婚式からもうすぐ三年。(えっ;)
旦那さまパパを初め、いろんな人に歌ってもらいたいと
考えていた式で、ラザーズにこの歌をリクエストしたのは、
まあ、なんといいましょうか、ある意味「洒落」であった。

♪大人の階段のぉ?ぼる? 君はまだシンデレラさ

というサビで、
「それ以上昇ってどうする!」とか、
「もう昇りきったでしょうが!」とか、
何人かツッコミを入れてくれるんじゃないかな?と
期待していたのですね。

だって、だってさ。
16も年下の人と結婚するっていうだけで、
これって、ちょっとしたネタでしょう?
そりゃもちろん、本人的には至って真面目だし、
ほんとにまあイロイロ、紆余曲折、山あり谷ありで、
悩んだりモメたり喧嘩したり落ち込んだりしつつ
結婚となったわけなんだけれども、
まさかそこで郷ひろみじゃあるまいし
「けして順風満帆ではなく・・・」とかいってむせび泣く(古い)
なんていうのは格好悪すぎちゃう。

あ、あの方はそう言って泣きながら結婚した方と離婚して、
その次の方とも離婚されたのでしたね。縁起でもないぜぃ。

まあ、郷ひろみはおいとくとしても、
それじゃハッピィラブリィな小娘のようにはしゃげるか、といえば
そんなハズカシイことができるほど、
あたしゃ図々しい人じゃないわけで。

なにしろウェディングドレスを選ぶのでさえ、
いっぱい並んだフリフリ、キラキラのドレスを前に
ハズカシイハズカシイを連発して、
「皆さん、何日かかけて沢山試着して、写真を撮って決めてますよ
と盛んに勧められるのを、3着くらいパパパと袖を通しただけで
「コレとコレでいいです」
と決めてしまったくらいですもの。
今となっては少し後悔;;

そんなわけなので、こっ恥ずかしい気持ちをごまかすためにも、
わはは、とみんなが笑ってくれる方が気が楽だったのです。
笑われるのはいやだけど、笑わすのはいい、みたいな、
まあ、そんな気持ちですな。
招待状の「若い二人の門出を祝って」という文句も、
「若い1人とそうでもない1人」の方がウケるかも、などと
フトドキな事を言って式場の人を閉口させたりもしましたが。

大人の階段を昇りきり、
「幸せは誰かが運んでくれる」ナドトいう幻想も抱かず、
「少女だったと思う時」なんてとっくの昔に来たわい、という
トウの立った花嫁のキャンドル入場には、
結果として誰もツッコミを入れてくれなかった。
たぶん、おもいでぶラザーズの歌声に聴き惚れていたか、
私が本当にシンデレラだったのか、
みんな呆れてモノが言えなかったかのいずれかだ。


そんな「想い出がいっぱい」な曲に合わせて、
私は明日、また大人の階段を昇っちまいます。
1.17。
明日はAnnie's Birthday
湾岸戦争が勃発したり、阪神大震災が起こったり、
何かと災いの多い日です。
どうか今年は何事もありませんように、と祈りつつ・・・。
おめでとう、私!!



〈おまけ〉
「Pick Houseからのスペシャルなお知らせ」を更新しました。
こちらへどうぞ! → 「Annie's Dining

21 : 53 : 52 | お砂糖ひとつ | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
男の料理
2007 / 01 / 14 ( Sun )
今日は名古屋レッスンDay。
自分旦那さまの、2つの携帯アラームで目を覚ましたのだけれど、
3時間という中途半端な睡眠時間のせいで
なかなか身体がシャッキリしなくてグズグズ支度をしたため、
出掛けるのがギリギリの時間。

「うわ?、やばいやばいやばい・・・」

寝ている旦那さまを起こさないように
小声でつぶやきつつ玄関へと急ぐ私。
が、ドアに鍵をかけ、門を出たところで
いきなり背後でガチャッと開いたドアから、
顔を出したのは寝ぼけ眼の旦那さま
「いってらっしゃい!」と、手を振っている。
あぁ、バタバタして起こしちゃったんだ、悪かったなぁ。
でも、こんなふうに朝早く見送ってくれるなんて、
すごく珍しい。ちょっと胸キュンだぞ、ナドト
ときめいている暇はないのであった。やばい。時間が、やばい。

「びっくりしたぁ。起こしてごめん!いってきま?す」

その場で手を振り、階段を駆け下りて車に乗る。
駅までの道をかっ飛ばしながら、ふとよぎったのは一抹の不安
今日に限って、見送ってくれるなんて。
もしや今日、私に何か災難が降りかかるのかも。
寝たら最後、掃除機をかけたって目を覚まさない旦那さま
わざわざ見送りに出てくる、っていうのは
ひょっとして「虫の知らせ」ってやつなんじゃないの?
車のスピードを緩める私。
事故かしら。事故を起こすのかしら。
いや、さっきからパトカーが何台か通り過ぎたけど、
もしかしたらあれは凶悪な犯人を追っていたのかも。
パトカーを振り切って逃げてきた犯人の車が、
私の愛車・サンボくんにぶつかってくるとか。
いやいや、追いつめられた犯人が銃を乱射して、
その流れ弾に当たっちゃうのかもしれない。
ああ、そんなことになるのなら、門の所で手を振るだけじゃなく、
ちゃんと玄関まで戻って旦那さまはぐはぐしておけばよかった。
今日は発表会用のBGMを全部完成させてMDに録音してきたのに。
私がいなくても、ちゃんと発表会はできるかしら。
その時は、このBGMだけでも使ってほしい。
がんばってね、みんな!先生、見守ってるから!!

そんな妄想にウルウルしつつ、
車は無事に駅の駐車場へと到着。
ううん、まだ気を抜いちゃだめ。
大地震が起きて電車が脱線するかもしれない。
ああ、車窓から見上げる空が青い。
私が最後に目にするのは、この青い空の色なのね。

そんな感傷にふけっているうちに、新幹線は無事に名古屋へ到着。
うん、気のせいだったか。
見送ってくれたのは「虫の知らせ」ではなく、
旦那さまの気まぐれだったのか。
スタジオに到着するやいなや、レッスンの鬼に変貌した私は
アシスタントのあすかちゃんBGMを流してもらいつつ
ビシビシと子ども達を指導。
「はい、もっと大きな声で!」
「そこでセリフでしょ!やり直し!」
こらーっ!おしゃべりしたいなら出て行きなさーいっ!!」 
さっきまで「先生、見守ってるから!」と
ウルウルしていた人とは思えない。

レッスンを終えて、名古屋から戻り、
仕入れとの掃除を済ませてやっと帰宅したのは午後5時。
あぁ、今日も疲れたなぁ。
でも、何事もなく無事でよかった。
さあ、開店時間まで少し休憩しましょう・・・。
ホッとしたのもつかの間、LDKへと足を踏み入れた私が発したのは
「・・・なんじゃこりゃあぁぁぁ」
といううめき声。

食卓の上に、何かドロドロとした液体をたたえた鍋が。
それは昨日、寄せ鍋をした残りの鍋。
いいおだしが出てるのでお雑炊にしようと考えていたのに、
ものすごく濁って、ルーを入れすぎたシチューみたいに
ドロドロになっている。
ま、まさか、腐っちゃったの?
ドロドロの液体をおそるおそるお玉ですくい、
くんくんと匂いを嗅いでみる私。

む。この匂いは・・・間違いない。
ドロドロの正体は、完全に溶けきった「お餅」だった。
ラップして置いてあった、鏡開きのお餅が減っている。
たぶん旦那さまは早起きしてお腹をすかせ、
寄せ鍋のおだしでお雑煮を作ろうとしたのである。
そして、これも容易に想像がつくことだけれど、
お餅が煮えるまでの間、きっとゲームか何かを始めてしまい、
それに没頭している内にお雑煮はドロドロに液状化して、
「餅シチュー」になってしまったのだろう。

「んもおぉぉぉぉ」

私はうめいた。これだから、男の人っていうのは!
旦那さまは料理人だが、家ではほとんど料理をしない。
料理をしても、ものすごく手抜き。
料理人にはそういう人が多いみたいだ。
だから、鍋のおだしにお餅を入れて簡単にお昼を済まそうと
考えるのは、よくわかる。
他のことをしていて、お餅を煮とかしてしまい、
ドロドロにしちゃったのも、まあ、致し方ない。
そして、さすがに「餅シチュー」
食べる気にならなかっただろう、とも思う。
けれども。
けれども、私は問いたい。
ねえ、なぜ、そのままにしておくのでしょうね?

食べられなかったお雑煮の代わりに、
レトルトの麻婆豆腐でマーボー丼を食べた形跡はある。
でも、ドロドロ液状化「餅シチュー」放置したまま。
なぜ。なぜ、片づけぬ。んもおぉぉぉぉ。
お鍋にたたえられたドロドロの液体を前に、
3度目の「んもおぉぉぉぉ」を言いかけた時、
私の脳裏にふと甦った場面があった。

ドロドロの、液状化した物体。
あれは・・・そう、下のが作ったホットケーキだ。
たしか、がまだ小学生の頃のことだった。

その日はたまたま、が帰宅した時に
私も上の弟も家にいなかったのだと思う。
料理に興味を持ちだしていたこともあり、
何か自分で作ってみようかな、と思い立った彼は、
棚からホットケーキミックスの箱を見つけだした。
卵も牛乳も冷蔵庫に入っているし、
これなら混ぜて焼くだけだから簡単だ、と思ったのだろうか、
彼はボウルに材料を入れてこね回し、フライパンへ流し込んだ。
フライパンに広がっていくタネを見ながら、
きっとは首を傾げたのだと思う。

おかしいな。
ホットケーキミックスの箱には、
分厚く焼けたホットケーキの写真が付いてるのに、
フライパンに広がっていくコレは、
なんだか卵焼きみたいに薄っぺらだ。
・・・そうか、もっと分厚くタネを流せばいいんだな。

はボウルの中身を全部フライパンに空けた。
タネはフライパンの約半分くらいの水位で
たぷたぷと波打っている。
たしかママが焼いてくれた時に、
「表面にプツプツ穴が開いてくるまで待つのよ」
って言っていたから、このまま火にかけていればいいんだな。

しかし。待てど暮らせど、表面には穴の開く気配がない。
タネはたぷたぷ、たぷたぷ、と波打っている。
それなのに、なぜか焦げ臭い匂いはしてくるのだ。
もうそろそろひっくり返さないとまずいんじゃないか、と
さすがにも焦りだしたらしい。
でも、たぷたぷ波打っている物を
どうやってひっくり返せば良いのだろう。
ちょっと牛乳を入れすぎたのかもな、とは思う。
だからこんなにタネがゆるいんだ。
だったら、もっと粉を入れれば固まるに違いない。
彼は急いで箱に残っていた粉をフライパンにぶちまけた。
ガスレンジの周りや足元まで、真っ白な粉が舞ったが、
構わずフライパンをぐりぐりとかき回す。
べしょ、とタネがフライパンからあふれた。

まあ、ちょっとスクランブルエッグみたいになってるけど、
と、は思う。
これならひっくり返すことはできるはずだ。
グイ、とターナーをタネの下に差し入れる。
こびりついていて、なかなかうまく入らないところを
なんとかこじ入れて、重たいタネを「えいやっ!」
ひっくり返す。
タネの1/3がフライパンから飛び出した。
ふう。結構重労働だ。料理って力仕事だな、とは汗を拭う。
そして、この重労働はなかなか思うようには
成果の上がらないものだ、とため息まじりには思う。
ひっくり返したホットケーキだったはずの物の裏側は
真っ黒焦げだ。
と、いうより、炭になっている。
ところどころに見える白いプツプツは、
後から入れた粉が固まったものらしい。

失敗だ、と、やっとは気づく。
こんなに焦げてちゃ食べられない。
どうしよう。
流しの三角コーナーには絶対入りきらない。
それに、そんな所へ捨てたら、ママに見つかって叱られる。
う?ん、困った。

困り果てたの目に、ふと映った物があった。
おお、証拠隠滅にぴったりの場所、発見。
はフライパンを持ってそこへ近づき、
中身をそっくり移し替えた。
そして、猫なで声をだして、
証拠隠滅に協力してくれるはずの彼女を呼んだ。
「チコ!チコちゃーん」

1時間後。
仕事から帰ったはキッチンで怒りに震えていた。
真っ白な粉だらけのシンクと床。
ドロドロの半固形物に埋もれているガスレンジ。
そして、哀しげにクン、クンと鼻を鳴らす
愛犬・チコの餌鉢にこんもりと盛られている
真っ黒焦げの物体。
「んもおぉぉぉぉぉぉぉ!」
のうめき声がキッチンに響いていた頃、
は隣に住む親友の家に避難していた。

我が家に伝わる「犬も食わないホットケーキ物語」おしまい。

まあ、アレに比べたら「餅シチュー」なんて可愛いものか。
たぶんこれも、犬は食べられないと思うけど。
3度目の「んもおぉぉぉぉ」を飲み込んで、
ドロドロ液状化物体を片づけ始める私。

料理をする男の人、というのは結構多いし、
今はそういう男の人がモテるらしい。
でもね、「料理をする」だけじゃなくて
「後始末もする」かどうかが大事なんじゃないのかしら、と
つくづく思う私であった。
20 : 50 : 21 | ミルクだけ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
続・初夢そして松の内
2007 / 01 / 12 ( Fri )
お正月休み、終わり。
最終日も家のアレルギー物質除去掃除
お店の掃除に明け暮れたアニーです。

昨日は、なんとか乾いたお布団に旦那さまを寝かせ、
漫才の稽古場にしているへと出かけた私。
帰宅したのは今日の午前1時半でした。

それまでずっと漫才の稽古をしていたのか、というと
けして「みるくわいん」はそこまで稽古好きではなく、
午後5時に稽古を終えてから
ずっとの大掃除をしていたのです。

暮れにも一応“中掃除”はしているのですが、
なんと言っても無休営業中だったため、
大がかりなことは出来なかったし、
特に大量の油汚れ用洗剤を使う厨房
洗剤の匂いが残ったまま調理するのを旦那さまが嫌うので、
お休みの日に掃除するしかありません。
“中掃除”の時、何度拭いてもモップが真っ黒になったフロアも
拭く、というより洗いたい。
二台のエアコンもこの際掃除してしまおう。
そしてついでにも拭こう。ボトル棚のガラスも磨かなきゃ。
狭いですが、することは山積みです。
そして、お正月飾りも外さなくては。

そう、ここで「松の内」の話になるのですが、
「松の内」っていうのは門松とか注連縄などの
お正月飾りを付けておく期間のことですよね。
ちなみに門松は、新しい年に神様を迎えるための道しるべらしい。
そして、やってきた神様が鎮座する場所が鏡餅、なのだそうです。
うちの鏡餅超プチサイズだったので、
サイズに応じた可愛らしい神様が座っていらしたのかなぁ。

で、問題はですね、この「松の内」がいつまでか、ってこと。
私の記憶では、7日に七草粥で、10日に鏡開き、
そして15日「松の内」が終わる、というのが
お正月の締めくくりでした。
ところが、うちのマンションを見てみると
どうもみんな10日くらいに早々と注連縄を外している。
ちなみにうちのマンションは、
各階に階段を挟んで左右に1室ずつという配置で、
階段の横にはそれぞれの門扉がついているのですが、
みんなその門扉の所に注連縄を引っかけています。
クリスマスの時にはリースとか、サンタやスノーマンの飾りを
引っかけてました。
それが、ふと気づくと無くなっていて、
どうも注連縄飾ってるのは我が家のみ。
あらら?もう「松の内」終了?

そこで早速ネットで調べてみると・・・
「本来は1月15日の小正月までを松の内といいますが、
 喪中の時に出す寒中見舞いが6日からであることと、
 7日に七草粥を食べることも重なって、
 お正月は7日で終わりという風潮になったようです」

とのこと。
鏡開きも昔は20日にしていたのが、
今では11日になっているそうです。

あらら、のんびりしてちゃいけなかったんだわ。
お掃除とともに、お正月飾りも取り外す私。
注連縄やミニ門松を納めさせてくれる神社が
近所にあるのかどうかもわからないので、
とりあえず実家近くの神社まで持っていくしかないのかなぁ。
「地域の条例に従って処分してください」って
注連縄の袋には書いてあったけど、
まさかゴミに出すわけにもいかないしねぇ。
でも、クリスマスの飾りは毎年使えるけど、
お正月飾りってその年ごとに買わなきゃいけないから不経済だわ。

ぶつぶつ言いながらの大掃除終了。
きれいにしても、またすぐ汚れてしまうんだけどね。
お掃除ってほんとキリがない。
年末からずっとお掃除お掃除って書いてるので
ずいぶんお掃除好きな人のように思われるかもしれませんが
私は別にお掃除が好きなわけじゃないのです。
きれいなのは好き。
でも掃除はさほど好きでもない。
つまりはお掃除してくれる人がいないから、自分でするしかない。
クタクタになって家に帰ると、「お掃除してくれない人」
アレルギー物質除去済みのお布団の中で漫画を読みながら
「お帰り?」と上機嫌で迎えてくれました。
・・・手伝ってください。少しは

さて。
松の内が開けた、お正月が終わった、という話を
したばかりなのにナンですが・・・
皆さんはどんな「初夢」をご覧になりましたか?
私は普段、夢を覚えている場合が多いのですが、
ここのところ眠りが深かったせいか、
年が明けてから初夢らしい夢の記憶がありませんでした。

ちなみに漫才の相方・みるくちゃんは
やはりしっかり夢を覚えているタイプらしく、
それもまた芸能人が出てくる夢が多いそうで、
「そうかぁ?、椎名桔平は私にゾッコンかぁ」とか
「キムタクも私に惚れてるのか?、しょうがないな?」とか
すごくHappyな気持ちで目覚め、
もっと夢を見続けていたい、と思うらしいのですが、
私の場合、あまり「いい夢」というのがありません。

そんな私が、やっと先日見た「初夢」らしきもの。
それは旦那さまが新年早々「釣りに行く」と言いだした夢でした。
えー、冬は寒いから行かないって言ってたんじゃないの?
それも、お正月休み最終日に行かなくてもいいんじゃない?
こんな時くらいうちでのんびりしましょうよ?、と
私が言うと、旦那さまがプチリとキレて、
「自分の休みくらい好きにさせてくれよ!」と怒り出しました。
ひどい。そんなに怒らなくてもいいのに。
自分の休みくらい、って、私だって自分の休みだけれど、
お掃除したりご飯の支度したりお洗濯したりしてるじゃないの。
自分の休みくらい好きにさせてよ、なんて
さぼったりしてないじゃないの。
うわああああああん。ですよ、

とても哀しい気持ちでいた私を、旦那さまが起こします。

「アニー、そろそろ行くぞぉ」

行くの?行くのね、私を置いて。

「なあ、アニー。タクシー呼んでくれよ」

タクシー?海までタクシー?そんな贅沢な。
憤慨してジタバタした足に、毛布をかけ直してくれる旦那さま
ふん、優しくして機嫌をとろうったってそうはいかないわよ。
しかも、なんで釣りに行くのにスーツなんか着てるのよ。

「そんな格好して、どこ行くのよぅ・・・」

目をこすりながらブーたれる私。

「あ?会社だ、会社。午後から出社することにした」

会社。・・・会社?
パチリ、と目を開ける私。
遮光カーテンを閉ざした薄暗がりの中、私の足元に立っていたのは、
旦那さまではなく、仲人さんでした。

そうだ。昨日、新年会に仲人さんも途中参加して、
うちに泊まっていったんだった。あわわ
慌てて起きあがった私は、
ぼさぼさに広がったボンバーヘッドをなでつけながら、

「お、おはようございまぁす。お、お茶でもいれますね」

と、思いきりうろたえたのでありました。
ああ、ハズカシイ・・・。

13 : 26 : 46 | ミルクだけ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
初夢そして「松の内」
2007 / 01 / 11 ( Thu )
お正月休み最終日を迎えました。
旦那さま「寝ずに遊ぶ」と豪語し、
昨日から寝ないでゲームにいそしんでいます。
それで明日からの仕事は大丈夫なのか、と
やや心配ではありますが、
いつも昼夜反転の生活で昼間に寝ている旦那さま
お布団を干すチャンスなので、
ベッドから引っぺがしたお布団にもにもマットレスにも、
おまけにカーペットにもにも、
アレルギー物質除去剤「アレルクリン」をかけまくりました。
春になる前に花粉症&アトピー対策を試みる、健気な妻・アニー
が・・・張り切ってかけすぎたようです。
「乾いたら布団などは叩き、カーペットや畳には掃除機を」
書いてあるのですが、なかなか乾きません。
日のあるうちに乾かなかったらどうしよう。
お布団は乾燥機で乾かせるけど、カーペットがなぁ。
さっきまで「寝なくて大丈夫?」と旦那さまに訊いていたのが、
今は「寝るな。まだ寝るな」と念じているアニーです。

さて。「初夢」

と、書き始めようとしたら、
今の今、旦那さま

「アニー、お布団いつ入れる?」

と訊いてきました。え?眠いの?

「悠たん、目がしょぼしょぼしてきた」

うは。
どないしよう。
とりあえず、お布団の様子を見て乾燥機かけてみよう。
初夢、そして松の内についてのお話は、
また後ほどということで。

ハタシテ乾くのか、お布団。そしてカーペット


13 : 52 : 09 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
続あはあは
2007 / 01 / 10 ( Wed )
お店のお正月休みに入って3日目
お休み初日は漫才営業の打合せ、夜にはお店の新年会
2日目(昨日)は名古屋のマリオットで
名古屋市科学館の春休みイベント台本の打合せ
夜には旦那さまパパくんとMさん宅で新年会
今日はこれから漫才のお稽古、と
あんまり休んでいる気がしないまま
お正月休みを過ごしているアニーでございます。

さて、「続あはあは」

♪降り積もる雪 雪 雪 また雪?よぉ?

という演歌を誰が歌っていたのか、
モヤモヤモヤモヤしていたところ、
「わかった、吉幾三だ!」スッキリした、という
先日の私のアハ体験が、かりそめのものだったことが
判明致しました。

昨日の夕方、さるお方から頂いたメールには
こう書いてあったのです。(以下引用)

「件名:雪、雪・・・
 本文:たしか新沼謙治の『津軽恋女』だったと思います。
    僕の友人の十八番でした。
    ♪津軽には七つの雪が降るとかぁ?
    ですよね?」


ふが。
ま、まさしくその歌です。
え?新沼?・・・新沼謙治?な、なんだとぅ?

それじゃ、「わかった、吉幾三だ!」
浮かれていた私はただのアホではないですか。
アハ体験、転じてアホ体験。(ウマイ)
まあ、勘違いだったにしても
脳は勝手にアハ体験をしたわけだから良しとするべきなのか。
それとも後から勘違いだと気づいてガックリすると、
アハ体験取り消しになるのかなぁ・・・。

念のために歌詞を調べてみよう、と(虚しい抵抗)
歌詞検索サイトを見てみました。
新沼謙治の曲はいくつかあったのですが、
「津軽恋女」の歌詞は残念ながら載ってませんでした。
でも、まあ、たぶん、新沼謙治なのでしょう。
うん、なんだかすごくそんな気がしてきました。
そして、「津軽恋女」は載っていませんでしたが、
新沼謙治は結構面白い歌を歌ってるんだなぁ、ということが
このサイトでわかりました。
メールで教えて下さった、さるお方への感謝を込めて、
新沼謙治・作詞作曲による「左官職人こね太郎」
お送り致します。

♪練って 練って また練って
 こねて こねて またこねりゃ
 何故か力が 湧いてくる
 左官職人 こね太郎


どんな歌なんでしょう、こね太郎
聴いてみたいものです。
13 : 58 : 54 | ブラック | トラックバック(1) | コメント(0) | page top↑
あはあは
2007 / 01 / 07 ( Sun )
今日は新年初レッスン名古屋へ。
車に乗って駅へ向かう途中、ラジオから

「名古屋はすごい雪ですよ?。
 車でお出かけの方は気をつけてくださいね?」


というコメントとともに
レミオロメン「粉雪」が流れ始めました。

♪こなぁ?ゆきぃ? ねえ ここぉろま?でしぃ?ろく?

レミオロメンロメンは路面電車のロメンらしい。
レミオは、じゃあなんだったかというと、忘れてしまった。
いや、そんなことよりも、レミオよりもロメンだ。
今から向かおうとしている名古屋の路面状態が心配だ(ウマイ)。
積もるのか。もう積もってるのか。
駅からレッスンスタジオのある事務所までは近いから
行きはまあ大丈夫ではないかと思うけれど帰りが心配。
新幹線、すぐ止まるし、遅れるし。
米原がネックなんだよなぁ。

雪の降り積もった米原近辺の風景を思い浮かべる。
その情景に似合うのはレミオロメンよりもやっぱり演歌
浮かんできた歌詞を口ずさんでみる。

♪降り積もる雪 雪 雪 また雪よぉ?

昔、この歌をよく歌っていたお客さまがいたなぁ。
懐かしいわ、お元気かしら、ナドと思いつつ、
「はて?」と考えだした。
あれ?この歌って誰の歌だっけ?
えーと、えーと・・・あら、全然名前が出てこない。
朝っぱらからモヤモヤするのは嫌なので、
意地でも思い出そうとする私。
思い出せないままだと脳がどんどんサビていくような気がするのだ。
「か」「と」が付く名前じゃなかったっけ?
アイウエオ順に考えていくのだけれど、全然ピンとこない。
くっそぅ。
脳がサビる。やばい。

いざとなったら「Iモード検索」があるさ。
そうまでして調べたいのか、と思われるでしょうが、
モヤモヤしたままは嫌なのさ。
こうなったのもが悪い。
レミオロメンが悪い。
米原の風景なんて思い浮かべなければ良かった。
くそぉ。お客さまがこの歌さえ歌わなければ良かったのに、と
勝手に色々恨めしく思いつつ、
頭の中の引き出しを開けては閉め、開けては閉め。

いかん。「Iモード検索」するにも
歌のタイトルがわかんないじゃないか。
んっ?んっ?そうだ!あの歌を歌ってた人だ。

♪オラこんな村いやだぁ? こんな村いやだぁ?
 東京へ出るだぁ?


そうだそうだ。
そうなのだが、この歌のタイトルは何なのだ。
「オラこんな村いやだ」か?そのまんまなのか?
わからない。くそぉ?。

モヤモヤモヤモヤしながら駅に到着し、ホームへと向かう。
新幹線にまだ遅れは出ていない模様。
問題は帰りなのよね。米原がネック。
♪降り積もる雪 雪 雪 また雪よぉ?
くそぉ。また歌ってしまったじゃないか。

車内で文庫本を開いても、頭の中に曲が流れてくる。
うーぬ。もう一度アイウエオ順に考えてみようか、と
小さく唸りながら、視線をさまよわせていたら、
通路を隔てた席に座ろうとしていたお姉さんが
かがみ込んだ瞬間にローライズの腰から盛大にはみ出した
パンツを目撃してしまう。
見せパン、じゃなくて、とても実用的なパンツだったので
見ちゃいけないものを見た、と慌てて目をそらした時、
頭の中にパッと浮かんできた言葉があった。

「つんぱ!」

同時にパンツのことを、つんぱつんぱと言っていた
友達の顔が浮かび上がった。
「つんぱたびたび、びたびたぱんつ!」
そう叫んできゃあきゃあ笑っていたカズちゃん
小学校低学年の記憶の引き出しが開いてしまったらしい。
歌手の名前を思い出したいのに、なんでこんな旧い記憶が。
情けない。けど、ちょっと笑える。

さがしもの、というのはこういうものだ。
当てずっぽうに引き出しを開けていくと、
探したい物ではなくて、
なんでこんなところにこんなものが入ってるんだ、と
思うような物ばかり出てくる。

記憶って、ままならないものなのね、と
ため息まじりに窓の外を見る。
名古屋市内には、確かにが舞っているけれど、
そんなに大雪でもないし、
路面も濡れてはいるが積雪はない。
これならなんとか大丈夫そうかな、と
私は文庫本をバッグにしまい、コートを着る。

ホームに下り立ち、改めて空模様を確認してみる。
傘がなくても大丈夫だな。
短い距離だし、フードをかぶっちゃえば髪も濡れない。
よしよし、と小さくつぶやいた瞬間、
ぱあっと頭の中に光が射した。

よし。よしいくぞう。吉幾三!

うっほほーい!思い出しちゃった!
満面の笑みを浮かべて顔を上げると、
キヨスクのおばちゃんと目が合ってしまった。
あひゃひゃ。ハズカスィ。
でも、いいんだ。思い出せたもん。
「か」も「と」も付かない名前だったけどねぇ。
こういうの「アハ体験」っていうんだよねぇ。あはあは!
吉幾三吉幾三。アタシはアンタを忘れはしない。
愛しい人の名前のように心の中で何度もつぶやきながら
足取りも軽くレッスンへと向かう私であった。

22 : 58 : 01 | ミルクだけ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
マカロニグラタン
2007 / 01 / 05 ( Fri )
昨日はバタバタしていて、
日中にのところへ行けなかったので、
夜、お店をちょっと抜け出して会いに行きました。

もう面会時間は終わる頃。
家族には目をつぶってもらえますが、
と同室の患者さんが灯りを落として寝ているので、
起こさないようにそっとカーテンを開けると、
うつむいた姿勢のがベッドに腰掛けていました。

「お父さん」
声をかけると、ちょっと驚いたように顔を上げ、
あぁ、と笑って手を差し伸べてきます。
「おまえが来てくれるって言ってたの、忘れてた」
椅子に腰をおろしながら「痛むの?」と訊くと、
お腹を押さえながら、
「さっき痛み止めを飲んだばかりなんだけど」
と言いながら、ナースコールを押します。
来てくれた看護婦さんは、一昨年の入院でもお世話になり、
とても優しいのでも私もお気に入りの方。
心配そうに様子を訊ねて、
「飲んですぐだから、もう少し時間がかかるかも。
 もうちょっとだけ様子をみましょうか」

と言い、「痛いのに、ごめんなさいね」と謝る看護婦さん
優しい人だなぁ、ほんとに。

「もう少し、我慢してみますか」
横になるにお布団を掛けながら、声をひそめて会話します。
痛み止めがまだ効いてないのは可哀想なんだけれど、
効いてしまうと話に妄想が混じり始めるというのも
致し方ない事実。
ここのところ調子が良い、というは饒舌です。

「明日は検査なんだよ。いい結果が出て、
 何か食べられるようになるといいなぁ」

再手術以来、絶飲食が続いていた
飲物だけは摂っていいことになりましたが、
まだ物を食べる許可は出ていません。
口から食べ物を食べられること。
それは今のが一番望んでいることです。
「マカロニグラタンがいいなあ」
憧れるような口振りで、父はつぶやきました。
「ゆうさんの、マカロニグラタン。ゆうさんに頼んでね。
 前に作ってもらったよね。ほんのお湯飲みくらいの量でいいの。
 ちょっぴりでも、ゆうさんは丁寧な仕事するもんねえ」

ゆうさん、は、うちの旦那さま
旦那さまパパとも旧い知り合いのは、
旦那さまのことが妙にお気に入りなのです。
「いきなりマカロニグラタンじゃ、お腹がびっくりするよ。
 最初はもっとお腹にやさしいものがいいんじゃない?
 たまご豆腐とか、ゼリー寄せみたいなものとか」

うんうん、いいねぇ、とは頷きます。
「ゆうさんと、もっと話したいなあ。
 お父さんが言いたいこと言って、ゆうさんが憎まれ口叩いて
 くれるくらいになりたいなあ」

もっと話せるよ。これからだって。
「行きたいところも、沢山あるねえ」
食べられるようになって、体力をつけて、
点滴が外せるようになったら連れて行くよ。
またMさんに高級ワゴン車を借してもらえるように
お願いしなくちゃね。

ひそひそと話をしていると、カーテンがそっと開いて
「こんばんは」と担当医のS先生が顔を覗かせました。
「なんか調子良さそうですね」
はベッドから身を起こして
「お陰様で、良いようです」と頭を下げます。
「食べ物を食べたい、っていうご希望ですよね。
 また腸に詰まって再手術っていうのは避けたいので
 こちらもちょっと慎重に考えてるんですが、
 明日の検査でいけそうなら少しずつ試してみましょうか」

「はい。ぜひ、ぜひお願いします」
「免疫細胞の治療は、これから予定されてますか?」
抗ガン剤治療と一緒に進めるのが望ましいので、
抗ガン剤を再投与できるようになったら
始めることになってます、と私が答えると、
「食べられるようになれば、抗ガン剤もまた始められるでしょう。
 何を使うかちょっと悩みますけど、考えておきます」

先生の言葉にの顔がぱっと輝きます。
「ぜひ、ぜひお願い致します」

先生が出ていくと、私の手を掴んで振りながら、
「嬉しいねえ、食べられる。免疫療法もできる」
と言うは本当に嬉しそう。
「おまえが一番だったね。一緒にいい話が聞けたね。
 おまえが来て、先生からいい話が聞けた。ありがとうね」

いやいや、私のおかげじゃないから。
苦笑しながらも、のはしゃぎようが少し心配に。
だって糠喜びになったら辛いもんね。
「検査の結果次第なんだから、無理しないで大人しく
 してなきゃだめよ」

そうだそうだ、と横になる父。
「それから、食べられるようになっても、
 調子に乗って何でもかんでも食べようとしちゃだめ。
 先生も言ってたでしょ。
 また腸が詰まって再手術なんてイヤだからね」

「おうどんかなぁ。・・・売店でこっそりカップヌードル買って
 食べちゃおうかなぁ。いや、やっぱりマカロニグラタンだ」

何でもかんでも食べちゃだめ、と言っておろうが。

でも、とは少ししみじみした口調になって言います。
「S先生は、いい先生だね。
 他の病院と提携して治療することも、
 面倒がらずに自分から訊いてきてくれるし」

ほんとにそうだね、ありがたいね、と頷く私。
「S先生のことは、ぼくは色々思うことがあるの。
 あの人は禅に通じてる人じゃないかねえ」

。え、そうなの?
「勝手な思いこみで訊いちゃ失礼かと思って言わないんだけど、
 あの先生の、禅の思想とか、朝鮮語とかでそう思う」

朝鮮語
きょとん、とする私には真面目に頷きます。
「あの人は、おならが見える、というような人だね」
おならが見える。
おならが見える。
そんな諺があるのか。
それとも何かの話のたとえ?
おならの出てくる話なんて「屁っこき嫁さま」か
「転失気(てんしき)」くらいしか知らないぞ。
頭の中が?マークでいっぱいになりかけたところで、
ああ、痛み止めが効き始めたんだ、と気づく私。

おならの見えるS先生について、まだ語りたそうな
お布団をかけ直し、「そろそろ眠れそうじゃない?」と訊ねると、
「ありがとうね、もう帰っても大丈夫だよ」
と、は私の手の甲をさすりながら言いました。
「眠っちゃってからおまえが帰るのも、お父さん好きだけど、
 お前が帰ってから眠るのも、お父さん好きだから、大丈夫だよ

なんちゅう可愛いことを言うのですか、お父様。
そんなこと言われたら、娘は泣いちまいます。

今日の夕方には、検査の結果も出ているはず。
食べてよし、の許可が出るといいなぁ。
マカロニグラタンには、まだちょっと早いと思うけど。

15 : 05 : 59 | ミルクだけ | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
新年早々ドジをふむ
2007 / 01 / 03 ( Wed )
お正月ももう3日目
えぇ?、もう三が日終わり?
お休みって、どうしてこんなに早く過ぎちゃうんだろう・・・ナドト
嘆いている方も多いかと思いますが、
年末年始ずぅっとお仕事!の私には
まだお正月気分も訪れてはおりません。

お正月の雰囲気をかもしだしているのは、
注連飾りと、届いた年賀状くらい。
なかなか逢えない友達からの年賀状が届くのは
楽しみなものです。
いつも年賀状を書くのが遅くなりがちで、
寒中見舞いギリギリくらいになってしまう私だけれど、
今年はなんとか早めに出すことが出来たので、
元旦にちゃんと年賀状が届いたんじゃないかな、と
思うのですが・・・その、年賀状にですね、
少々問題があったようなのです。

ショックなニュースを私に届けてくれたのは
元旦の夜にお店へ遊びに来てくれたR太くん
「アニーさん、年賀状ありがとうございましたぁ」
そう言った後に、R太くんが付け加えたひと言が
新年早々私を落ち込ませたのです。
彼は首を傾げながら、こう言いました。

「でも、なんで20円切手なんですか?」

は?20円?・・・20円切手?

「えぇぇぇぇぇぇぇ?!」

ぽかん、と開けた口から数秒後、私は悲鳴をあげました。

「20円?20円切手が貼ってあったの?」
「あ、はい。でも、それで普通に届いてたんスよ」
「お金、追加で請求されなかった?」
「あ、はい。たぶん気がつかなかったんじゃないスかね

うっそぉぉぉぉぉ。
ああ、なんというドジ。なんて大馬鹿な私。
購入したお年玉付き年賀ハガキが足りなくなったため、
ハガキのプリント紙に切手を貼って出した年賀状10枚ほど。
手持ちの切手を貼って出したのですが、
その中に20円切手が紛れ込んでいたらしいのです。
うわぁ?、いやだぁぁぁぁ。恥。大恥。
頭を抱える私。

R太くん宛ての年賀状は、
なぜか20円でうまいことスルーしたらしいけれど、
みんながそうとは限らない。
新年早々、不足分の30円を請求された人がいるかもしれないのです。
うわぁ?、いやだぁぁぁぁ。馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ。

この場を借りてお詫び致します。
私からの年賀状で、不足金30円を請求された方。
どうかお申し出ください。
30円、お届け致します。
もぉ、ホント馬鹿なんで、許してやってくださいませ。

新年早々のドジに今年が思いやられます。
あ、でも年賀状出したのは去年だものね。
ドジ納めだったのかも。だったらいいな。
う?
年賀状出す前に、私、クリスマスカードにも
手持ちの切手貼ったのだった。
あぁぁ、クリスマスカード30円不足で届いてるかも。
もぉ、もぉ、ほんとにごめんなさい。
こんなオッチョコチョイな私ですが、
今年もどうか温かい目で見守って頂けるよう、
ひらに、ひらにお願い申し上げたてまつりまするm(_ _;m)三(m;_ _)m
15 : 38 : 29 | ブラック | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
あけましておめでとうございます
2007 / 01 / 01 ( Mon )
明けてしまいました、2007年
昨夜のカウントダウンパーティーは、
泥酔者約2名が現れたものの(それも店側にっ)、
みんなで楽しく盛り上がりました。

パーティーといえば、かぶりもの(なぜだ)。
いつも笑えるグッズを持ってきてくれるやっさん
やはり昨夜は干支の「いのしし」で決めてくれました。
もぉ、みんな、かぶるかぶる。
基本的にみんなかぶりもの好きなのね。
その模様は、「Pick Houseからのスペシャルなお知らせ」で
チラリとご覧になれます。  (↑Click!)
ぜひどうぞ。

さぁぁぁぁぁ、今夜も仕事。明日も仕事。
まだ昨夜の、というか今朝のお酒も抜けないまま、
年の差夫婦は頑張るのです。ファイトォォォ!
18 : 58 : 51 | お砂糖ひとつとミルク | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。