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隣は何をする人ぞ
2007 / 10 / 26 ( Fri )
10月も瞬く間に過ぎてゆき、もうすぐハロウィン
昨日は定休日だったので、お友達のゆりりんと子ども達に手伝ってもらい、
ハロウィン・パーティーの飾り付けをしました。
正確に言うと、「手伝ってもらい」では語弊がありますな。
えーと、飾りはほとんど、紙テープや色画用紙でゆりりんが作ってくれました。
「細かいことするのが好き」というゆりりんは、とっても器用でセンスがある。
「センスは悪い方じゃないのに、根気がない。そして悲惨なほど不器用」
と美術の先生に評され、課題を期日までに仕上げた試しがない私にとって、
ゆりりんの存在は、鬼金棒。・・・鬼も金棒もゆりりんってことね。
割れ鍋にとじ蓋、もなんか違う感じだしな。
他人の褌で相撲を取る、でもない。相撲もゆりりんに取ってもらってるしな。
つまり、困った時のゆりりん頼みで、お店に錦を飾ってもらったのだ。餅は餅屋。
無理矢理ことわざを使わんでもええがな。
ありがとう、ゆりりん。土曜日の仮装パーティーは素敵なものになりそうです。

ちなみにそんなゆりりんの、最近の言いまつがい
「スカート短かったから、下にレンギス履きました」
正解は“レギンス”。

さて。「秋深き隣は何をする人ぞ」  芭蕉

松尾芭蕉が起きて創作した最後の作品と言われているこの句は、
元禄7年9月28日に詠まれたもの。
翌29日に芝柏亭という所で予定されていた俳席に、
体調が悪く出席できなくなった芭蕉が書き送った、とされています。
(ちなみに芭蕉が亡くなったのは、10月12日。
最後の句は8日、病床で詠んだ「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」)

隣家に灯る明かり。時折聞こえてくる物音や会話。
隣では今、何をしているんだろうな、というほんのりとした温かみと、
詠み人側の静けさ、寂しさが伝わってきます。

さてさて。マンションの4階角部屋の我が家は、
ちょっと前までお隣にも、真下の3階角部屋とそのお隣にも住人がいなくて、
空き部屋に囲まれていたので、とても静かなものでした。
こんなに人が住んでなくて大丈夫かいな、このマンションは、と思ったくらい。
おまけに引っ越してきた当初は、マンションの隣も閉めてしまった病院で、
ベッドルームの窓には、木や草が生い茂り、ツタもからまり放題という、
深夜には不気味なロケーションが広がっていたのです。

ところがその病院が取り壊されたかと思うと、三階建ての住宅が3軒も建ち、
そこに住むご家族が屋上で繰り広げるバーベキューの匂いやら煙やらが、
ベッドルームの窓へ漂ってくるようになり、夏には枕から2?くらいの場所で
滑り台付きプールに大はしゃぎする子ども達が存在するようになりました。

そうするうちに真下の部屋にもご家族がお引っ越ししてきました。
引っ越しの挨拶には来られなかった(か、私たちが不在だった)けれど、
階段などで顔を合わせるとにこやかに挨拶をしてくれる明るいご一家。
ドアや押入を開け閉めする音などは、上の階にもよく聞こえるもので、
上の音はもっと下に響くと思うので、生活時間帯の違う私たちは
気をつけなきゃいけないな、と思っているのですが、
そこには犬がいてキャンキャンとよく吠える。ちなみにここは一応ペット禁止

いや、私も以前ペット禁止のマンションで猫を飼っていたので、
とやかく言う気はありませんが、犬って鳴き声が響くし、散歩にも行くから
すぐにバレちゃうんじゃないかなーと思ったりするわけです。
でも、下のご家族はまったく悪びれる風もなく、というか
隠している様子もみられないので、もしかしたら、
あまりに空き部屋が多かったので「ペット可」のマンションにしたのかも。
・・・などと考え始めた、ちょうどそんな頃、
ベランダでお洗濯物を干す私の耳に、隣からの声が聞こえてきたのです。
仕切り越し(「火災の時はここを破って下さい」とか書いてあるやつね)なので
何を話しているのかはっきりとわかりませんが、確かに2、3人の声がする。

それまでにも何度か、部屋を見に来ている気配のしたことはあったのですが、
それでもずっと空き部屋だったので、今回はどうかな、と思っていたら
数日後、お引っ越しのトラックがやってきました。
ついに我が家にもお隣さんが。どんな人、どんなご家族かなぁ。
神経質な人だといやだな。あまりにも無神経な人も困るけど。
妙にフレンドリィなご家族も、ちょっと苦手。
でも、挨拶くらいはちゃんと交わしてくれる人じゃないとな。
いろんな想像を膨らませ、お引っ越しの挨拶を待つ私。

・・・ところが。
お引っ越しが終わり、もう人が住み始めた様子があるのに
一向に挨拶がありません。
階段で行き会うこともなく、一度だけドアの中へ消えていく後ろ姿が見えただけ。
なんだよぅ、と口をとがらせる私。挨拶もなしかよぅ。
最近ってそうなの?それとも、ここがマンションだから?
私はここに引っ越してきた時、1階と2階に石鹸持って挨拶に行ったけどな。
いや、別に石鹸とかタオルとか引っ越し蕎麦(それこそ最近ないよね)が
欲しいわけではなく。
これからお隣どうしで暮らすんだから「よろしく」くらいはあってもいいじゃん。
そうすれば私もさ、ゴミの収集日とか、何時くらいに集めに来ますよ、とか
風が強いからお布団ばさみを強化しないと吹っ飛びますよ、とか
たまに洗濯物も飛ぶし、物干し竿も落下しますよ、とか、
下のビンカンボックス(空き缶や空き瓶を捨てる公共のゴミ箱)は
蓋がすごい勢いで閉まるから気をつけないと鼻をぶちますよ、とか、
今までの経験値にものをいわせてアドバイスできたのに。
ふん!なんだぃ!さてはイマドキの若者だな。

少々(だいぶ?)ぶーたれはしたものの、まあ、そんなもんかいな、と諦め、
お隣さんと顔を合わせることもないまま一週間ほどたったある日。
♪ピンポーン、と鳴るチャイムの音で、ちょうど宅配便を待っていた私が
ドアを開けると、そこに立っていたのはでっかい外人さん
「はーい!」と言ったきり、目をまん丸くして見上げる私。
なぜか向こうも両手を上げて、私を見下ろす。
私が手にしていた「くいっくるハンディワイパー」にでも見えたのか。
無言でみつめあう邦人異邦人
言葉はなくとも通じ合う共通の意識を感じる。「ダ、ダレダ、コイツハ」
数秒後、ハッと我に返ったのか、
「くいっくるハンディワイパー」が飛び道具ではないことに気づいたのか、
外人さんは「△★×■○×☆?」(邦訳:たぶん「マチガエタ?」)と声を発し、
くるりと背を向けました。
なんでぃ、異邦人。♪ちょっと間違えてみただけの異邦人、かぃ。
てやんでぃ、べらぼうめぃ、と、口もきけなかったわりには威勢良く
ドアを閉めようとする私。が、私の手はそこでピタリと止まりました。

異邦人が。でか外人さんが、お隣へと入っていく。
・・・ええーっ!お隣さんは異邦人!?
彼が発した「△★×■○×☆?」は、よくわからないけどポルトガル語っぽかった。
してみると、ブラジル人なのかしら。

この辺りにはブラジルの人が結構住んでいるけれど、
家族で来ている人は市営住宅に、単身赴任はワンルームに住む場合が多い。
ふーん。こういうファミリー向けのマンションにも住むんだな。
まあ、うちも二人でファミリー向けマンションに住んでるわけだが。
ここを紹介してくれた不動産屋さんのEちゃんに聞いてみると、
「会社が借りて何人かでルームシェアして住んでるんじゃないかな」とのこと。
赤ちゃんの声が聞こえてくるので、やっぱり家族なのかもしれないけれど、
挨拶がないので知りようがない。
ポルトガル語で挨拶されてもわかりませんが、いまだに謎のお隣さん。
まさに「隣は何をする人ぞ」でございます。

ブラジルの生活様式を知らないので、
ランバダを流しながら踊ったりするんだろうか、とか
変わった香辛料の匂いがしてくるかしら、とか想像していたけれど、
今のところそんなこともなく、顔を合わせることもなく、日々は流れています。
ただひとつ、わかったのは「ブラジルの人は外が好き」ということ。
なんだかいつもベランダにいるのですよ。長いことベランダで話している。
昼間はベランダで赤ちゃんをあやし、夕暮れ時はベランダで酒盛り(たぶん)。
常にお陽さまを浴びていたいのか。UVは大敵!の私には考えられませんが。

今日はずっと雨模様なので、お隣は静かです。
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さよならトマト
2007 / 10 / 22 ( Mon )
昨日トマトが死んでしまいました。

トマトは、うちのお店で飼い始めて3年になる金魚たちの中で
赤くて丸っこい体ときれいな尾びれを誇っていた
琉金(リュウキン)という種類の金魚です。

もともと琉金はその特徴でもある丸っこい体のせいで「不安定」な金魚らしく、
さかさまになってしまう「転覆病」というのに罹りやすいそうで、
今年5月にも一度、トマト危うし、という事態がありました。
(→5月のブログ「救命病棟午前四時」)
その時は別の水槽に隔離して、酸素たっぷりの状況にしてあげたら
次の日には元気に泳いでいたのですが、
やはりあまり長くは保たない命だったのかもしれません。

一日名古屋で仕事をしていて、前日もほとんど寝ていなかった私が、
夕方から仮眠をとって遅い時間に店へ出勤すると、
旦那さま「トマトがもうだめだよ」と耳打ちしました。
金魚の顔色、と言ったらなんだかおかしな感じですが、
水槽を覗くと明らかにトマトは色あせて、ほとんど動かずじっとしています。
「酸素もちゃんと出てるし、他の子たちは元気だから、たぶん寿命だね」
なだめるように、そして自分にも言い聞かせるようにぽつりと言う旦那さま
「・・・そうだよね」と頷きながら、でもほんとのことをいえば
寿命なのか、そうじゃないのか、はっきりとはわかりません。
昨日になって、急に色あせはしたけれど、特に見た目に変化はないし、
前日もとりたてて動きが変だったり、苦しそうだったわけでもありません。

日中に陽ざしがまったく入らない、昼夜逆転の毎日は
金魚たちにとってベストな環境ではないのかも。
餌は1日1回、すぐに食べきってしまう量しかあげてないけれど、
飼い始めて1?2年の間に最初の何倍にも急成長したことも、
きっと金魚にとってはあまり良いことではないんだと思います。
45年生きた金魚がいる、と前にネットで見ましたが、
急成長する理由は「餌または水槽内に発生する栄養分が豊富」
長生きさせる秘訣は「餌少なめ、低温(15℃位)管理で冬は半冬眠状態に」
とも書かれていて、夏は冷房・冬は暖房という店の中では
どうしても短命になってしまうのかもしれません。

4尾いた金魚たちのうち、色白美人のパール
実はこの夏に死んでしまったのです。
その時は、まあ、ちょっとブログに書く気持ちになれなかったんですが、
死んでいるパールを発見し、黙って埋葬してしまった旦那さま
後から「パールがいない!」と気がついた私に泣いて怒られ、
今度そういうことがあったらちゃんと言うから、と約束しながら
「パールの体はきれいだったし、病気にも見えなかったから寿命だよ。
みんな一緒に飼い始めたんだから、順番に逝くのは覚悟しないと」

と言っていて、やっぱりその予測は当たってしまったようです。

そうしているうちに、トマトはさかさまになって、
それでもゆっくりエラを動かしていましたが、
やがて、静かに水槽の底へ沈んでいってしまいました。

生き物を飼っていると、必ず別れがやってきます。
何度も経験してきたことだけれど、やっぱり悲しい。
特に今年は、いろんな別れがありました。
名前が手抜きと言われながらも、名前のとおりにまんまるく育ち、
お尻を振りながら泳ぐときれいな尾びれがひらひらして可愛かったトマト
体の大きなスカーレットパールに負けず、
餌の時間になると口をパクパクさせながらおねだりしてきた食いしん坊。
真新しいお墓に手を合わせると、
雲ひとつない秋晴れの空を泳いでいくトマト
ひらり、と尾びれを揺らす鮮やかな光景が目に浮かびました。
19 : 59 : 07 | ブラック | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
冬が来る前に
2007 / 10 / 19 ( Fri )
日曜日くらいから、とても寒くなります。と、天気予報で言っていました。
もう来ちゃうのか。冬。

♪冬が?来る前にぃ? もう一度?あの人と? め?ぐり?会?いた?い?

切々と繰り返すサビ。
しかし、切々と繰り返しているわりには、積極性に欠ける歌である。
なんたって、「巡り会いたい」だからね。

◆めぐりあう(回り会う)  めぐりめぐって出会う。邂逅する。
                         (広辞苑)

広辞苑では「回り会う」と書いてあった。
お互いに回ってれば、そりゃなかなか会えないわなぁ。
逆回りならいつかは会える。フォークダンスの法則。
でもオクラホマミキサーのうちに巡り会えないとマイムマイムになってしまう。
こいつかよ、とたぶんお互いに思いつつ、
好きでもない人とお手々つないで踊るのだ。悲しい。
もっと悲しいのは男女の数が合わず、女子の輪に加えられる男子だけどね。
これはもう、回っても回っても無理です。むなしい。
さてさて。
広辞苑よりもシチュエーションを重んじる新明解国語辞典は「巡る」を採用。

◆めぐりあう(巡り会う) 長い間求めていたものに思いがけない所で会う。
                          (新明解国語辞典)


思いがけない所で。つまり、狙いを定めた場所じゃないのね。
待ちぶせでは巡り会いにならない。
ま、実は待ちぶせしていたという、フェイクな巡り会いもありがちだけど。
・・・他人事じゃないな。やったわ、私も。はは。
好きな人が出没しそうな場所をうろついたりね。
わざわざその人の家のそばを通って帰ったりね。
「あれ?アニーじゃない?」なんて呼び止められてから振り向き、
「びっくりしたぁ。お家、この近くなんですか?」、って
そこ通るの三往復目だろうが!と自分にツッコミたくなるような
白々しくもいじらしい、シライジラシイ過去の一場面。

うちの店でも時々、「あれ?、こんなところで会うなんて」という会話が
お客さまの間で交わされますが、そういう時私は間髪を入れず、
「悪かったね、こんなところで」と口を挟ませて頂いております。

まあ、なんにしろ。「♪冬が来る前に」は矛盾してると思うの。
切々と歌い上げてるわりには、「巡り会いたい」という積極性のなさ。
そして「巡り会う」運命を待ってるわりには「冬が来る前」という期間限定。
だいたい、冬が来たらどうだっていうんだ。
フォークソングの定番だとするなら、お嫁にいくのか。

例:♪あなたの知らないところへ嫁いでゆく私にとって(二十二歳の別れ)
  ♪あの人の思い出にピリオドを打って 明日嫁ぎます(八十八夜)

おお、偶然にも数字つながり。
結婚するって本当ですか。それはまた別の歌だってば。
それとも、結婚ではなく、どこか遠くへ行ってしまうのか。

例:♪東京で見る雪はこれが最後ね、と寂しそうに君がつぶやく(なごり雪)
  ♪僕の恋人東京へ行っちっち 僕の気持ちを知りながら(僕は泣いちっち)

「僕は泣いちっち」はフォークじゃないぞ。
まあ、東京から故郷へ帰る(のだろうと思われる)「なごり雪」に対して、
故郷から東京へ行ってしまう歌の代表として選んでみちっち。
なんだよ、「ちっち」って。

他には、冬になると本土との連絡船が途絶える離島の娘である場合、
冬になると冬眠してしまう熊の娘である場合、
冬になると枯れてしまうコスモスの妖精である場合、などが考えられるが、
どっちにしても冬までになんとしてでも会いたいのならば、
「巡り会いたい」なんてノンキなことを言っていてはいけないのである。

♪黄昏 私ひとり 海を見るの
「海なんか見てタソガレてる場合じゃないぞ!」
♪あなたからの便り 風に聞くの
「風の便りに聞いたなら訊ねていくんだ!」
♪今日も私ひとり バスを待つの
「だーかーらー、バスなんか待ってないでとっとと行け!」

誰と言い争っているんだ。

でもまあ、昔の歌だからね。(1977年に出たらしいです)
別れた恋人を捜し出すのも今より難しかったんだろうな。
インターネットもないし、ミクシィで偶然巡り会うなんてこともないしな。
・・・おお、ミクシィ。ずっとお留守にしているなぁ。

冬が来る前に。やり残したことはないですか。

私は一年間たまりまくった本の整理と、
仕事部屋の押入に詰め込んだ資料の整理をしなくては。
去年もそう思いながら大掃除の時期になっちゃったのだ。
そうなるともう見えている部分の掃除だけで精一杯だからなぁ。
ノンキに構えていちゃいけないのは私自身なのであった。
22 : 05 : 13 | ミルクだけ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
あたらしいおともだちがふえました。
2007 / 10 / 16 ( Tue )
アカペラグループa.m.five新メンバーが加入しました!
名前はEllie(エリィ)。なんとオドロキの二十歳。・・・ぅわかっ!!
*「ぅわかっ」
「うわぁ若い!」という言葉を縮め「うわちっ!」(うわぁ熱い!)のような
臨場感を出してみようとして失敗した例。

ちなみに。
「縮める」「つづめる」というのは、この辺のお年寄りが使う方言か、と
思っていたのですが、けしてそうではないのですね。

◆つづめる(約める) ?つづまるようにする。短くする。要約する。
            ?簡潔にする。切りつめる。質素にする。
                           (広辞苑)


約める、が普通に変換できることにびっくり。びっくりは「吃驚」
なんで「吃」が「びっ」で、「驚」が「くり」なんだろうと思いますが
「約める」も「吃驚」も、漢字を見るとナルホドですねぇ。
いつも「アニーのブログは長い」と言われる私なので、
今回はなるべく「つづめて」みようと思います。

ちなみに。(とか続けちゃうから長くなるんだよぅ)
『つづめる』の隣は『美人局』。これも読めない漢字ね。
美人局(つつもたせ・筒持たせ)の「筒」はサイコロ賭博に使う筒のことで、
元々は「細工した筒を使う」=いんちき。詐欺。・・・という意味で使われ、
それが「妻や情婦に他の男を誘惑させ、言いがかりをつけてゆすること」に。
中国の「武林旧事」にも、同様の犯罪を「美人局」と書いてあったため、
その文字を当てて「つつもたせ」と読むようになったらしいです。
無理矢理だ。無理矢理だけれども、今日のブログはつづめます

a.m.fiveの新メンバー・エリィは二十歳の女の子、という話だった。
中国までいっちゃって、話を戻すのは大変なのだ。
若いけれども、とても歌がうまいエリィ。うまい、っていうか、すごい
アリシア・キーズからクレヨンしんちゃんまで歌いこなす二十歳って
なかなかいませんぜ。
音感もリズム感もいい。レパートリーも広い。
この間、うちの店に遊びに来た時、「聖母たちのララバイ」を歌っていたので
「よく知ってるね?」と感心したら、
誰かがカラオケで歌ってるのを聴いて覚えたの、と言いつつ
「この歌を歌ってる人(岩崎宏美)と、タッチの歌の人(岩崎良美)が
姉妹だってことを2日前に知りました」

とにっこり笑った、そんな二十歳のエリィはルックスもすごぉく可愛い。
ある人は石野ようこに似ていると言う。私は長澤まさみ似だと思う。
そんなに可愛くて歌もうまいのに、お高くとまるなどということは全くなく、
ヨギータの物真似もしてくれる。最近は「ぜんまいざむらい」がお気に入り。
名前は同じでも、カメダくんがナイトウくんを投げてしまうまで
TVの話題を独占していたあの女優さんとは大違いなのである。

そんなエリィが加入して、最初の練習がこの前の日曜日にあった。
メンバー(特に男子)のテンションは高い。
Takeちゃんは練習の間じゅう、微笑みがエンドレス。
その優しい歌声にふさわしく、普段から温厚でソフトリィなTakeちゃん
にこにこにこにこにこにこにこにこ、と歌っている。
旦那さまは、といえば、もう人目も妻の目も構わずにメロメロだ。
「お兄ちゃん、って呼んでみて」と頼み、「・・・ゆう兄ちゃん」と呼ばれて
「♪なぁ?にぃ?」と、とろけている。
スリムなエリィが、ほーんのちょっぴりだけプクッとしたおなかを押さえ、
(私の目から見れば全然プクッとなんかしてないんだけれども)
「3?痩せる」と宣言した時、私も旦那さまも「えーっ!」と反対したのだが
その後に続いた言葉はずいぶん違った。
「それ以上やせてどうするの。貧血になるからやめなよぉ」、と
常識的な意見を述べた私の横で、
「そこが可愛いんじゃないのぉ?っ」と身もだえしていた旦那さま・28歳。
若いと思っていた旦那さまおっさんに変貌した瞬間である。
若く、そしてきれいな女の子はその場の空気を浄化するものだが、
周囲の激しいおっさん化現象で、せっかくの浄化作用も半減だ。

そんな中にあって、現在ベース兼ボーカルを担当しているBOBだけは
平常心を保っていた。いや、保っているかのように見えたのだが、
どうもその場の空気が彼にもおかしな作用をもたらしたらしい。
「このチョッパーのところが」というべきところを、
ペッパーのところが」などと口走ってしまった。
*チョッパー=ベース弦に親指を叩きつけたり、指で引っかけたりする技法。
        アカペラなので、BOBはこのチョッパー音を口で出します。
       (参照:「ベース道」)

ライブでは私と組んでMCも担当するBOBは「お笑い担当」で、
いつもステージ上で細かいボケを振ってくるのだけれど、
それはけして「天然」ではなく、ちゃんと計算されたもの。
「養殖」ボケのBOBがこのようにポロッと「言いまつがえる」ことは珍しい。
*言いまつがい=「ほぼ日刊イトイ新聞」連載の「言い間違い」の集大成。
例:『もんとにほー!』(→「ほんとにもう!」)
 『ちこんにきみカレー』(→「チキン煮込みカレー」)
 『(リスを見て)げっぱめって可愛いね!』(→「囓歯目」の読みまつがい)
・・・などなど、吹き出さずにはいられない秀逸な言いまつがいの宝庫。
文庫化もしているので、ぜひ!読んで頂きたい。


うちのお店はもともと天然発言が豊富な場所であった。
去年の暮れには「T-1グランプリ」を開催しようかと思ったほどだ。
Tは天然のTね。(「T-1グランプリ」)
が、その一端を担っていたみのりん(代表作「ウローン茶」「一体さん)が
寿退職し、口を開けば言いまつがい、と言っても過言ではない、
“Tの中のT”的な存在のMさん
(代表作「コラーチン」「ぐけ(公家)」「食がうすい」)が引っ越して
なかなかお店に顔を出せなくなった今、おいしい天然発言は不足気味である。
おいしいよ!ナイス、BOB!と、喜ぶ私。
が、BOBのナイスな言いまつがいはそこで終わらなかった。

練習後、エリィの歓迎を兼ねてみんなで「チャンチャン焼き」を囲みながら
飲んでいた時のこと。バーボンのロックを飲んでいたBOBが私に声をかけた。

「アニー、バーボンをもう半ボン

そんなわけで。
「T-1グランプリ」のメンバーにも、新しいお友達が加わりました。
エリィの加入とともに、これからのa.m.fiveに乞うご期待!


今日の結論:やはり私のブログはつづまらない
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ポトスの歌
2007 / 10 / 12 ( Fri )
♪にょっきにょっき にょっきにょっき 伸―びーろー
にょっきにょっき にょっきにょっき 伸―びーろー
にょっきにょっき にょっきにょっき 伸―びーろー
にょっきにょっき にょっきにょっき 伸―びーろー
にょっきにょっき 伸びたら 土に植えてあげるんだー



はい。
私の朝はこの「ポトスの歌」で始まります。
ちなみに音符で書くと
♪ラ・ファ#・レ・ファ# ラ・ファ#・レ・ファ# ラー・シー・ラー

なんのためかといえば、それはもう単純にうちのポトスたちのためですね。
思い起こせばあれは春まだ浅き頃。
いや、が入院していたのだから、二月の始め頃だったのでしょうか。
病院の中では唯一季節を感じられる、
お気に入りの場所だったお花屋さんのミニ観葉植物コーナーで
私は小さなポトスの鉢を二つ買ったのです。
直径5?くらいの鉢に葉っぱが二枚出ているだけの、
ちょうどこんな感じのポトスでした。

mini


基本的に私は鉢植えをダメにする名人のようで、
それはどうも水をやりすぎるのが主な原因らしい。
狭い庭をジャングルにするほど植物をはびこらせるのが得意な
(かつて車を購入する際、育てすぎた植物たちのせいで
『ここは駐車スペースとは認められない』と言われたほどです)
私がほとんどダメにしてしまった鉢植えを引き取って、
根っこを切り、植え替えをしてやり、見事に生き返らせる名人なのですが。

そんなわけで、先行きのずいぶん暗かったポトスたち。
常に土が湿っているのは、植物にとって息の出来ない環境らしいのですが、
そんなことも知らず、今まで幾多の植物をダメにしたかを顧みることもなく
毎日「ごはんですよ?」と水をやり続ける私。
なんか今日は元気がないな、と思うとさらに水の量を増やしたりもした。
知らないって残酷ね。

ところがです。
たぶん、このの暑さが良い方向に作用したのでしょう。
ある時を境に、ポトスがめきめきと成長を始めたのです。
めきめき、と言っても一本の茎から二枚の葉っぱが出ていただけの鉢なので
その茎が伸びて下に垂れ下がってくるわけで、
始めのうちは「おお、また伸びた」と喜んでいましたが、
鉢としてはどうにもバランスがよろしくない。
小さいプラスチックの鉢が垂れ下がるポトスの重力に負け、
傾きだしてきたところで、ようやく私も気がつきました。
「こりゃ植え替えってやつをしてやらねばならないかもしれない」

植え替えなんてしたこともなく、知識もまったくない私。
とりあえず、この不格好に伸びてしまった二鉢のポトスを、
大きめの鉢に寄せ植えしてやれば良いのでは、と考えました。
たしか、前に枯らしてしまったカーネーションの鉢が空いている。
なんでカーネーションの鉢なんかがあったかといえば、
母の日に売れ残ったのをコンビニの店長がくれたからで、
「なぜ年上のアナタから」とちょっと複雑な気持ちになったけれど、
こういう時に役にたつのだからありがたい。
土は公園からもらってこようかな、とちょっと考え、
でも土だって公共の物だからだめよね、と考え直したわけではなく、
ご近所の人や公園に集うホームレスさんの目が気になって
(ホームレスさんに文句を言われる筋合いはない!と思うけど)
100均ショップで購入することに。
どんな土がいいかわからなかったけど、ちゃんと「観葉植物の土」があった。
おお。「お部屋でも臭わない鉢植え肥料」まである。すごいな100均。
ベランダに新聞紙を広げて、ミニ鉢からポトスを土ごと抜き出し、
コンビニ店長寄贈の鉢に買ってきた土と肥料を入れて、
その中へと植え付け、たっぷりと水をやる。作業終了。

potosu


私にしてはめざましい行動力を起こした、と思ったのに
あまりに早く仕事が終わってしまったため物足らなくなり、
一鉢だけ二年越しで生き延びて、もじゃもじゃになってしまった
ど根性モノのワイヤープランツも、二つの鉢に分けてあげることに。

plants


出来た出来た。ちゃんと根っこが付くかなぁ。満足げに鉢を見下ろす私。
でも。なんだか、やっぱり不格好なんである。
大きくなった鉢から、ヒゲみたいににょろーんと垂れ下がるポトス
全体にボリュームがないから、なんか寂しい感じがする。
むむむ。これって垂れ下がりっぱなしにするしかないのか。
育ってくれるのは嬉しいけど、どこまでも伸びていくのは困るしな。
ハタ!と膝を打つ私。
もしや買った時のミニポトスは、このにょろーんと伸びた先を切って
土に植えただけのものなんじゃないか。おお、そうだ。そうに違いない。
それだけのことなら、私にだってミニポトスの鉢が作れるはずだ。
そのミニポトスがまた成長して、植え替えて、
そんでまた先を切って植えて・・・いやーん、いつしか我が家はポトスガーデン
壮大な構想にいやんいやんと身をくねらせる私。
ジャングルガーデンを育てたの血は偉大だ。

しかし、いかに無知ゆえの残酷性を持つ私とて、
いきなりハサミを持ち出して、せっかく植え替えたポトス
チョキチョキ切り落とし始めたわけではありません。
一応、ネットで調べてみて、わかったことは以下の通り。
?ポトスの葉っぱの下部分にちょこんと出てるのが根っこの元である。
?長く伸びた茎から、葉っぱ+根っこの元をセットで切り取り挿し芽をする。
?土にそのまま挿しても良いが、水に浸けると根っこが伸びてくるので
 根っこが充分に伸びてから土に植え替えてやっても良い。
?冬までに根付かせたいので、植え替えは九月中までに。
(参照:「観葉植物の育て方 ポトス」)

土にそのまま挿しても良いらしいけど、根っこが生えてきてるかどうか
確認できる「水差し」の方がより確実だ、と判断する私。
さっそく広口のコップに茎から切り離した「葉っぱ+根っこの元」セットを
差してみる。・・・どうかな。ちゃんと根っこ、伸びるかな。
それから毎日、私の「根っこ観察」が始まった。
明るい日陰が良い、と書いてあるのを見て、細かく場所を移動させる。
暑いと水が腐るので入れ替えましょう、というQ&Aを見れば、
オタオタと新しく冷たい水に差し替える。
なんだか「根っこの元」の先がモヤモヤとしているように見えて、
もしかしたらこれって腐り始めてるのかしら、と不安になりかけた3日目。
じいいいいいいいっ、とコップの中をみつめていると、
一本の茎からちょろり、と白いヒゲみたいな物が伸びているのを発見!
「うわぁ?、生えた?!」
小躍りした私は、そのかぼそい根っこを応援するように歌い出した。

♪にょっきにょっき にょっきにょっき 伸―びーろー

いや、だってさ。
酵母菌にモーツァルトを聴かせてお酒を造ってる蔵もあるしさ、
だって心地よい音楽を聴かせると良い乳を出すらしいよ。
ポトスにとってBマイナーの歌が心地よいかどうかはわからないけれども。
さて。私のが功を奏したのか、ポトスの生命力が強いのか(たぶん後の方)
水差しは成功し、一週間後ポトスは鉢へと植え替えられたのでした。
テーブルの上は、小さな庭。

garden


冬は成長しない時期なので、温かい所に置いて
「水やりを控えること」が肝心だそうです。心せねば。
無事に冬を越えて、また来年♪にょっきにょっき♪育ってくれますように。

11 : 15 : 52 | お砂糖ひとつとミルク | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
夏のデキゴトその? 近くて遠い場所
2007 / 10 / 09 ( Tue )
この前の日曜、新記録を達成致しました。

「家を出て、電車に乗るまで18分!」

これがどのくらいの快挙か、ということを説明するのはムズカシイのですが、
例えば、当方では“市電”と呼ばれる路面電車を使った場合。
家を出て、路面電車の乗り場まで徒歩15分くらい。
思いきりダッシュしても、13分くらい。
・・・どのくらい足が遅いのか、よくわかりますね。
走っても歩いても同じ、と評されますが、いや、そうではありません。
そりゃ走る方が、歩くよりは速いのです。私とて。
しかし、ダッシュできる距離が短く、ダッシュ後は歩くのが遅くなるため、
結果的に思いきりダッシュした後で、歩いてきた人に追い抜かれるのです。
ずっと早足で歩いた方が効率は良い、ということになりますが、
私の早足は、ほぼ一般の方々のノーマル歩きと同じ速度です。念のため。
そんな告白はさておき。
徒歩時間+路面電車でターミナル駅までの時間+切符買ってホームまで、
で大体40分くらいはかかるとお考え頂きたい。

そして、路面電車を使わず、旦那さまに車で送ってもらった場合。
私は日曜のレッスンに行く際は、大体9:18発の新幹線に乗りますが、
“飛ばし屋”の旦那さまでも8:50頃に家を出て
9:05?9:10くらいの間に新幹線口へ乗りつけ、
滑り込みセーフ、といった具合です。
つまり、ターミナル駅までは車なら15?20分とお考え頂きたい。

ところが。この間の日曜は、お店が終わったのが朝の6時過ぎで、
軽く横になるだけにしようと思ったのに寝てしまい、
7:30を境に次々と鳴り出した携帯アラームを三台ともちゃんと止めて、
また二度寝をしてしまい・・・ハッ!と起きあがったら8:45!!!!!
適当に歯を磨き、顔をじゃぶじゃぶ洗って、バババと着替えたら
もう8:57!!!!!ひょえええええええ?っ!!!!!!
ここはやはり“飛ばし屋”にご登場頂くしかない、と思ったのですが、
旦那さまとて寝たのは少し前で、ただでさえ寝起きの悪い彼を起こし、
超不機嫌な状態で“飛ばせる”のは危険だ。
そういう時の旦那さまは、信号待ちでちゃんと止まる車をののしり、
もちろんこんなギリギリの時間に送らせる私に怒りながら、
チッチッチッ!と舌打ちしつつ、すごい勢いで車線を変更し続け、
変わりかけた信号に突っ込んでいく。危険だ。ああ!どうしよう。

悩んでいる時間も惜しまれ、階段を駆け下りて車に乗り込む私。
時計は今まさに9時をさしたところ。オーマイガッ!!!
「絶対無理だぁぁぁぁ」と叫びながら車を発進した私は、
そりゃもう旦那さま顔負けの超感じ悪いドライバーになり、
きちんと交通法規を守っていらっしゃる方々に対し、
「停まるな、こらぁ」>、「だぁ?、も?、行っけよぉ!」
「とっとと動かんかいぃ?!!」ナドと罵詈雑言を浴びせつつ、
ターミナル駅へと猛進しました。

・・・あ、弁護しますが、旦那さまは普段の状態ならば、
交通法規をしっかり守り、ちゃんとひと様に道をお譲りする
ナイスなドライバーなのですよ。

鬼気迫る「そこのけそこのけ運転」が功を奏したのでしょうか。
道も結構混んでいて、何度か信号待ちに引っかかったにも関わらず、
私は9:10頃にはターミナル駅にほど近い距離にまで来ていました。
が。第二の難関はそこから。
自分で運転してきてしまったため、車を駐車場に停めなければなりません。
駅から少し離れた立体駐車場に車を滑り込ませる私。
1F。空いてない。2F。ここも満車。なんてこったい、3Fかよぅ!
車を停めた時、時計はもう9:15でした。うげげげ、あと3分

「歩いても走っても同じ」な私。しかし、この日ばかりは意地を見せました。
駐車場から駅まで、そして切符買ってホームへたどり着くまで走り続け、
なんとホームの自販機でお茶を買う余裕すら残し、電車に間に合ったのです。

なんという奇跡。なんという俊足(勘違い)。
私を褒め称えるファンファーレのように発車のベルが鳴り響きます。
「・・・すふぅんげぇ?」(*すげえ、です)
世界陸上の、興奮した織田裕二のごとく、私も自分自身を絶賛。
しかし、心臓はバクンバクン言い続け、汗が噴き出してきます。
ああ、やばい。心臓が痛い。こんな無理はしちゃいかん。
「椿山課長の七日間」(作:浅田次郎)を読んだばかりだった私は、
やっぱ仕事のために死ぬなんてやだわ、と大げさにもそう思ったのでした。

さて。近くて遠い、遠くて近い駅への道のりを体験したのは
この前の日曜だから、もうのデキゴトですが、
実はにも近くて遠く、なかなか行けない場所へ足を運んできました。
名古屋港水族館へ、シャチのクーちゃんに会いに行ったのです。

名古屋へはしょっちゅう行くにも関わらず、遊びで行くことは滅多にない私。
名古屋港水族館へも出来たばかりの頃に一度行ったきりで、
その当時はシャチはおろか、イルカのショーもやってませんでした。
映画「グランブルー」でイルカに恋をしてしまった友達が、
よく確かめもせずに名古屋港水族館の面接を受けて採用され、
「イルカがいないの。・・・亀よ。海亀ばっかりよ!」
と、泣きながら電話をしてきたくらいです。

加えて、私と旦那さまは結婚以来、二人でどこかへ出掛けたことが皆無。
ご飯を食べに行ったり、飲みに行ったりすることはありますが、
店の定休日でも私は大体ライター仕事が入っているし、
旦那さまは釣りに加えて最近はゴルフにも夢中になってしまい、
この三年半というもの、本当に二人で過ごした休日なんて
全然ないよね?、ナドというと周りにびっくりされますが、本当です。
別段、それに疑問も感じなかった私ってフビン。

ですから、たまたまTVでシャチのトレーニングの様子を見て、
「わぁ、行きたいなぁ、名港水族館」
「おー、いいね。今度、行くかぁ」
などと会話を交わしても、本当に行くんだとは実は思っていなかったわけで。
その少し前に、みんなでハゼ釣りに行こうということになって、
私も初めて一緒に釣りに行ってハゼを釣り上げ、
それがなかなかに嬉しく、シャチの代わりにハゼで満足してしまってもいた、
そんなフビンな女・アニー。
だからこそ、お店で旦那さまがお客様に
「今度の木曜、アニーと名港水族館に行くんだ」
と言ってるのを耳にして、私は心底驚いたのです。

「え?っ?!ほんとに連れてってくれるの?」
「あれ、なんでだよ、約束したじゃん」
「行こうねって言ったけど、行こうねって言って行ったことなんてないよ?」
「ばっ、おま、あのねぇ、おまえ馬鹿言うんじゃないよ。
いつか行こうね、は行かないけど、今度行こうね、は行くんだよ!」

「そうなの?え?っ、え?っ、ホントに?」
「行きたいんじゃなかったのかよ?」
「い、行きたい。けど、この前ハゼ釣りに行ったでしょ」
「行ったよ。それがなんなの?」
「あれが私の名港水族館なのかと思ってた」
「・・・どんなんだよ、それ!俺って、いったいどんな旦那?」
いやいや。そんな旦那に鍛えられて、今の私があるのだよ。

かくして。その木曜日、私たちは案の定寝過ごし、
“飛ばし屋”の過酷なドライビングテクニックに悲鳴を上げる
愛車のサンボくんを励ましながら名港水族館へと向かったのでした。
いつもはサンボくんの悲鳴とともに顔をひきつらせる私ですが、
この日ばかりは上機嫌で『ポトスの歌』を歌い続けました。
「変な歌ぁ」と呆れていた旦那さまも、いつしか口ずさんでしまうほど、
歌い続けた『ポトスの歌』とは、私が育てているポトスのために
いつも歌ってあげる歌なのですが、その話はまたこの次に。


koo


この日はシャチのクーちゃんも、なんだか機嫌が良さそうでした。


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夏のデキゴトその? 無言の抵抗
2007 / 10 / 07 ( Sun )
もうすっかりだというのに。
夏休みが終わってから絵日記つけてるような気が
しないでもありませんが、そこはご容赦頂くとして。

さて。「PHP」ってご存じですよね。
ハイパーテキスト プリプロセッサーとかいうムズカシイ方じゃなくて
小冊子の方。コンビニでも売ってるので、よく見かけると思うんですが。

実は私、ちょっとこの本のことを勘違いしておりました。
表紙の特集タイトルが、なんかいつも「癒し」的なものだったり、
精神論的なものだったりするので、どっかの宗教関連の本かなぁ、と
勝手に思いこんでいて、手に取ることもなかったんです。

ところが先日、友達が、
たぶん、私がブログをずっと書かなかったりしたせいで、
大丈夫なのかコイツ、と、
ちょっと顔でも見に行ってやろうかね、と
まあそんな風に心配してくれたのでしょうね、
うちのお店に遊びに来てくれまして、その時の手みやげが、
この「PHP」携帯酸素ボンベ(ラベンダーの“癒しの香り”付き)で
いやいやいや、そんなに癒しを必要としているように見えたのかしら、と
申し訳なく思いつつも、友達の気持ちをありがたく頂いたのでした。

その号の特集は、自分を休ませてあげる方法とか、
ホッとひと息つく方法とか、そんな感じのもので、
(・・・ありがたく頂いたわりにうろ覚えでごめん;;)
実はサボるの大好きだし、サボり始めるとずっとサボっちゃうし、
つまりそんなに頑張りやさんではない私としては、そのタイトルに
気恥ずかしくなりながらも、ページをめくってみたのですが、
そこで初めて、ああ、これは宗教団体が出してる本じゃないんだ、
おお、PHPの創設者って松下幸之助だったんだ、と知ったわけです。
(PHPについて詳しくはこちらをどうぞ→「PHP研究所」)

さて、そんなことがあって数日後。
家族で一緒に仕事をしている人には、よくある場面だと思うのですが、
親子とか兄弟とか、夫婦という関係上、お互いに遠慮がなく、
モノが言いやすく、感情を表しやすい存在が職場にいると、
どうしてもぶつかりあってしまうことがあります。
遠慮がないぶん、相手に対して言葉がキツくなる。
その言葉に対して、カチンとくる度合いも遠慮がないぶん激しい。
これが他人同士なら言葉も選ぶし、
言われた方も「あっ、すみません」で済むことなのでしょう。
後から考えれば原因だって大したことではなく、
その時の感情が収まれば、言い過ぎたな、とか
こっちも悪かったよな、とか思えるものなんだけれど、
そこは人間、気分に波があり、虫の居所が悪い日もあるわけで、
相手の出方によっては、腹に据えかねる場合も出てきます。

しかし、まあ、なんと言ってもお客様あってのお店です。
家出(というか、店出?)して頭を冷やすわけにもいかないし、
お客さまの前で不機嫌に黙りこくってるわけにもいかないし、
仕事に必要最小限の言葉は交わさなければならない。
そんなことをしているうちに、どちらが謝るともなく、
小さな諍いや気持ちの行き違いは
わざわざ蒸し返すこともないか、ってな感じで収まるものなのですが、
たまたま、その日は店の終わりがけに「そういうこと」があり、
旦那さまの言葉にフレッシュな怒りと哀しみを抱いたまま、
彼の運転する車に無言で乗り込み、私は帰路についたのです。

コンビニに寄り、雑誌コーナーの前に佇んだ私の目に
その時、映ったのはPHPのタイトル。
「PHPスペシャル 『グサッとくる言葉に強い人、弱い人』」。

その下には「涙を流しながら女は強くなる」
「キツい言葉は受け流す♪超楽天的『受け止め力』をつける!」
等の文字が踊っております。
おおお。これこそ、今の私に必要な導きの書ではないか。
思わず手に取り、買い物かごに入れる私。
ちょうど、烏龍茶とポカリを手に戻ってきて
買い物かごへ入れようとした旦那さまの目が、
一瞬そのタイトルに釘付けになったのを、私は見逃しませんでした。

「・・・・・・・・・・・」

飲物を入れ、さりげなくジェントリィに私の手からかごを取る旦那さま
「・・・美味しそうなサンドイッチあったよ。朝、食べるでしょ」
ナドと言いつつ、パン売り場へと向かうその背中に
隠しきれない動揺を感じたのは、たぶん気のせいではないでしょう。
“美味しそうなサンドイッチ”を確認すべく歩き出しながら、
「むむむ。なかなか使えるなPHP」と感心した私なのでした。
18 : 10 : 53 | お砂糖ひとつ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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